なちゅらる Hi !

かっぱの心をうるおす、山・川・岩・海などの小さな自然。主に北海道の話。

雪があっても暖かいんだよ

2024-12-08 | 
アヨロに到着。
雪があっても、奥の浜は暖かいのだ。
天気予報の気温予想は1℃。
でも太陽さえ出れば10℃まで上がる。
さらに奥の浜は風が入ってこない。
こんな眺めを1日、しかも凍えずに見ていられる幸せ…。

登らないわけにもいかないので、スキマでアップ。
そして『命のカンテ』(トポになし)に取り組む。
今日もうまいこと落ちる写真が撮れた。

その奥では、KGさんが未踏の隙間に取り組んでいる。
ここに波打ち三部作ができる予定。

暖かいのでゆったり調理。
手袋を外して、ゆったり食事。
登れば汗ばむほどの陽気。

食後にまた「命のカンテ」をやったが、もうだめ。
岩もずっと陽が当たっているので、カンテがぬめる感覚がある。

簡単なスキマを楽しみに、朝KGさんがやっていたところへ。
「ミッキーレイバック」でどうでしょう?
指など局部を痛めず多少息が上がるので、アップに最適。
向かって左の耳を両手で取ったらおしまい。
難しくないけど、少しクライムダウンする余裕が必要。

続けて、先週やった「魚人」をまっすぐ完成させにいく。
小さいとんがりがある右手を捉えれると、そのままテラスに届いた。
テラスに立って、海を眺めておしまい。
これも難しくない。
テラスに上がるときじたばたするのが楽しい。

最後はSさんがやっていた「テロリスト」に、この日いた7名が全員集結。
2度ほどやって、一手目が止まるようになった。
でも、こっち側は風が通るので寒い。

帰り道、千歳に入るとつるつる路面。
カーブで流される車を見て、真剣になった。
そろそろ行き帰りに緊張が走るね。

隙間産業奥の浜支所

2024-12-01 | 
また、アヨロ。

だって、あったかいんだもん。

「ディンプル」直上でアップ。
最初はまた、「ぬりかべ」と向き合う。
どうにもバランスが悪いし、靴の先っちょがどんどん減ってしまう。
もう、クライミングシューズがもたない気がしたので、今シーズンはおしまい。

その間も奥の浜では隙間ラインに執念を燃やす仲間たちが活発に活動している。

自分の隙間探索はさておき、Sさんがクラック体験に燃えていた。
なので、「渚から来た者」TR設置。
おもしろいルートは、何度も登っているとより美しく登りたいと思う。
でも、今日の渚は、なんかうまく登れなかった。
最近、アヨロクラックには毎週ロープがかかっている。
今日は「楽園」、「波打ちワイド」(トポなし勝手な呼び名)などにもロープがかかった。
前の浜でボルダーだけやっている方は、ここでのロープ状況を全く知らない。
なんとなくおもしろい。
同様にあちこち隙間を埋める活動をしていることも、多分あまり気付かれていない。
目の前の隙間を登ろうというのに、となりの隙間をながめる方。
只今業績No1のスキマニスト。
微妙なマントル隙間に集中する方。
今日は潮が引き気味だが、マットのすぐ海側に打ち寄せゴミラインが迫る。

太陽が完全に雲を抜けると上着を脱いだまま幸せにいられる。
日陰から出した直後の温度。
ポカポカ時は15℃くらいあったと思う。

隙間社員が開いた「命のカンテ」に数回集中。
これも靴の底が擦れていく。
中間部を抜けれない。
でも楽しい。

今日は朝から右の肩甲骨周辺と肩回りがとても痛かった。
だから気軽に取り組んだが、最後に満足したかった。
優しめと踏んだ「魚人」と呼ぶ隙間ライン。
完登。
ちょっと足位置を変えると安定したムーブになった。
おもしろいもんだ。

隙間盛況。
そして、奥の浜は暖かい。
隙間産業はいつも社員を募集しています。

アヨロは晴れのはず

2024-11-24 | 
最もよい瞬間をよい場所で見たがる性癖がある。
札幌は降雪で曇りだが、千歳の平原で朝日が拝めれば幸せかと考えた。
で、いつもより早めに出た。
が、曇り。
そして、ここまでこれだけの降雪があるのだと感動しつつ進む。
樽前も雪化粧…、
だが、見ての通り、白老に入ると道路に雪はない。
そしてアヨロは…、
いいじゃないですか…。
太陽さえ出れば、ここだけ気温は上がるのだ。

そして、1時間半ほど過ぎると…、

砂浜でランニング後、「ディンプル」でアップ。
アヨロ訪問につき3ターン、と決めている「ぬりかべ」
微妙なスタンスで途方に暮れる技術は身に付けた。

横では、いつものKGさんが春シリーズにTRを張ってくれている。
昨年1人で少しやっていた「江差の春」。
やらせてもらうが、全くできない。
TRのおかげで、何とかなるだろうと考えたいた上部にたどり着いた。
そして、なんともならないことがわかった。

奥の浜に移動。
先週から取り組む隙間シリーズ最新作の「命のカンテ」。
こつこつやるが先週より進まず。
でも、おもしろい写真が取れた。

ふわっと着地できるよう努力している姿だ。

若者2人が「楽園」をやっている。
そのうちの1人Sさんは、2年前に5月の中岳温泉足湯にたまたま一緒に浸かった方。
出現する場所が幅広く共通するのがおもしろい。

KMBさんが現れ、「楽園」を若者から引き継ぐと、なぜか多くの人が遊び始めた。
アヨロクラック時代の到来か。

若者Mさんの希望もあり「渚から来た者」TR設置をかって出る。

楽園と両方やった方は、口をそろえて、こっちの方が難しい、と言う。
どちらにしてもどきどきリードは楽しい。

「楽園」下に「半魚人」というラインがある。
トポにあるラインだ。
朝から隙間シリーズを探るタッシー&INさんがその周辺をやっていた。
「楽園」ラインから、少しずつ横に数本のラインを引いていく。
そもそも「半魚人」がどれかがはっきりしない。
登ったのが「半魚人」かも知れないし、登れていないのが「半魚人」かも知れない。
想定はしつつ、内輪の呼び名を付けて楽しむ。
今後楽しめそうで幸せな気持ちになる。

太陽の力

2024-11-18 | 
謎の暖かさの土曜日は仕事だった。
仕事日の晴れ間を、悔しい思いで建物の中から眺めた。
そして、翌日の日曜は雨。
悲しく過ごす。

休日振替の今日は、気温が低い。
だが、アヨロ予報はピカピカだ。
ほらね。

アップで『オレンジスラブ』と『シャコ』
いつものことだが、シャコは登り切れない。

いつまで経っても登れない『ぬりかべ』
先に到着していたKGさんは、既登だ。
教えてもらいながら、しばし『ぬりかべ』に勤しむ。
とりあえずスタンスは確定した。
でも多分忘れる。
3ターンで終わり。
右手も左手も同じところばかり使うから何度もできない。

奥の浜にまたクラックをやりに行く。
太陽の力は偉大で、陽が当たるところは15℃を越える。
お昼時は、20℃近くを示した。
最高気温予想3℃なのに、太陽の力は偉大だ。

3本ならぶ無名クラックの真ん中を攻略にかかる。
まず、先々週登った仮称『波打ちワイド』を登る。
4番カムがないので、スタートをワイドではない右寄りから登る。
このスタートだと、無名真ん中と同じになる。

登りきるとそのまま、少し右に移動する。
すぐに真ん中仮称『くねくねフィンガー』の終了点がある。
波打ちワイドを回収しながら、くねくねフィンガークラックを探る。
これで、TR化に成功。

ひとまず、昼食。
海を眺めながらわかめがたっぷり入ったラーメンを食べる。
時折小雪が舞うが、太陽の力は断続的に続いている。
この昼食時に先程の20℃を記録した。

クラックに戻り、遊ぶ。
KGさんと2人してヒーヒー、ウヒウヒ言いながら悩む。
ワイドの真横、右上フィンガークラック部分が難しく、リードできないようなムーブしか組み立てられない。
これはリードにはほど遠い。

2時半を過ぎると、太陽が低くなり急激に気温が下がる。
それでも予報よりは暖かい5℃程度はあった。
先週、INさんが初登した『命のカンテ』に手を出す。
小雪のせいか、カンテがぬめる。
高さもあるし、ぬめるからすぐ終わり。
気温はぐんぐん下がり、予報に近くなった。
この時期は3時ごろにはやめないとね。

アヨロクラックはまだまだ続く…

2024-11-10 | 
夜は寒かった。
が、無事に日の出を迎えた。
この寒さの中、海に出る漁師の皆様に頭を下げる。
早朝散歩は、蘭法華岬。

ボルダーがゴロゴロしているが、やはりここは波がけっこうかかるようだ。

早めにアヨロに着き、待つが、KGさんもすぐに現れた。
そして『留萌の春』のクラック掃除を始めた。
ちょうど、そのうちやりたい『江差の春』の下地草刈りをしておきたいと思っていたので、地べた散髪と若干の通路整備。
これぐらいまで寒かったが少し暖かくなってきた。
奥の浜に本拠地を構え、この秋3度目の『渚から来た者』。
KGさんも続く。
この後、見事リード完登。

タッシーは、前回そそのかした『命のファイヤー』トライ。

下地が上がったので命は削られなくなったが、そこそこ難しい。
でも、こなしてしまいましたね、この方。
さすが!

さて、クラック話。
『楽園』の更に奥に3つの終了点がある。
写真の赤丸が終了点位置。
一番左は前回やった、波打ちワイド。
名前が分からないので、勝手に呼んでいる。
右端の指クラックを試そうと『楽園』を登りTRをかける。
指がぎりぎり入るギザギザクラック。
痛いし中間から上は指が入りきらないところが多い。
最上部の傾斜がなくなるところはクラックは埋まり、ホールドはない。

それに黒い色はよだれのような泥かこけの乾いたやつ。
滑る、削れる、で、登れない。
これは対象外ということで、ゴボウして終わり。
中央は、今度来た時の楽しみに取っておく。

夕暮れも近くなって、タッシーがまた何かやり始めた。
けっこう高いのによくやります。
INさんは、カンテを使った課題を見い出した。
ちょっと触らせてもらう。
これは、けっこう楽しいかも…、
と思っていたら、その後のトライでINさんが完登した。
命名『命のカンテ』。
また、新たなラインができる瞬間に遭遇できた。