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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

鉄道の150年におもう

2022-12-17 | アート・文化

 12月半ば、街もすっかり・冬の様相です。

今日は、

東京駅のステーションギャラリーに、「鉄道と美術の150年」っていう展覧会を 見に来ました。

1872年、鉄道が開通してからこの方の歩みと、鉄道にまつわる絵画・・

などを見せてくれる

企画展で、

「鏑木清方の錦絵から国鉄時代の写真」まで、見ごたえがありました。

 そのあと、鉄道発祥の地・しんばし(新橋)にも 
行きましたが、

メモリアルイヤーということで、

駅前のSL広場や旧停車場で、鉄道ファンを 少々見かけました。

 

 SL(蒸気機関車)から電車、新幹線、リニア新幹線と、

スピードも乗り心地も 格段に良くなり

コロナ以降は「満員電車」に苦しむことすらなくなって

快適ではありますが、、

 

今年は、JRに不満を抱いたことが ありました

紙の時刻表のはいし(廃止)です。

 

 こないだ、うちのお母さんが時刻表をもらいに行ったら、

「こちらから」と、QRコードがついた紙を 渡されたそうです。

そんな紙を印刷するくらいなら、時刻表を印刷してくれればいいものを、、高齢者に対して不親切だな。

と 思いました。


さらに、

ホームの時計も順次撤去していく、
みどりの窓口も7割減らす
回数券も廃止する、

とのことで、

 よほど経営状況が悪いのかなと・・今年は、

JRに対し、不安をおぼえました。

 ※京王線はまだ時刻表・時計・回数券、全部そろっています。
(「良識があるわね」ってお母さん言ってました

 

さて・・

 ~「鉄道と美術の150年展」で、印象に残った絵画・まとめ~

山下清「弥生軒の弁当掛け紙」:画家本人が我孫子の駅弁屋さんで働いていたそうです。
木村荘八「新宿駅」:雑多な空気が映されていました。
佐藤照雄「地下道の眠り」:太平洋戦争敗戦から10年間くらいの上野駅に起居する人々の、死んだような寝顔デッサン・・心から悲しくなる絵でした

Chim↑Pom「LEVEL 7f eat.『明日の神話』」:渋谷駅に飾られてある・岡本太郎の「明日の神話」。←
あれは第五福竜丸の水爆被災にショックをうけて描かれた作品ですが、その横に、アーティスト集団「Chim↑Pom(チンポム)」が福島第一原発爆発事件にショックをうけてそっくり画を描いて置いた、という・・ちょっと話題になった事件の原画です。


鈴木亜夫「ターンテーブル」:機関車の方向転換をたった四人の男が梶棒を押して回すという苦役を描いた、暗い油絵。そういう時代ですね。。

★★望月晴朗の「同志山忠の思い出」:プロレタリア絵画です。1928年、東京駅で労働者を前に演説している運動家山本忠平(のち29歳で獄死)の生前の姿を描いています。聴衆の中にILO初代事務局長のアルベール・トーマが花束を持って立っているのが見えました

 

(内容がすごく濃くてオススメです

 

コメント (20)
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