はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

風刺漫画

2006-02-03 13:03:13 | Weblog
昨年デンマークの新聞に
マホメット(ムハンマド)を風刺した漫画が掲載されたが
それが今年に入ってフランスでも騒ぎを起こしている。

フランスの新聞france soirは
イスラム諸国で起きているデンマーク大使館前でのデモや
デンマーク商品不買運動の様子を伝えるとともにこの風刺漫画を掲載した。
これを見たこの新聞社の筆頭株主が新聞社の責任者を解雇した。

これに対してフランスの数誌は表現の自由の一環として
宗教を風刺する権利を主張している。

ヨーロッパ各国でも数誌が風刺画を掲載し”表現の自由”を唱え、
ヨーロッパとイスラム諸国の対立が深刻化しているようにも見える。

フランスでは元来ギニョル(人形)とかで政治家、宗教家などを
かなり辛らつに風刺することが日常的に行われている。
そんな中でどうしてイスラム教だけそんなに狂信的に騒ぐんだ、
というような意見も聞かれる。

第三者的立場にいる私にはどちら側も
ただ持論の正当性を叫ぶばかりで対話する姿勢がないように思う。

まぁまぁおふたかたとも、そうきばらんと
ちょっとお茶でもどうです?
みたいな。