United 93

夕涼みを兼ねて映画館に行き、
Vol 93 (原題：United 93)を見た。

タイトルは同時多発テロの時に
ハイジャックされた４機の飛行機のうち、４機目の便名。
１機目がハイジャックされてから４機目が墜落するまで
の機内、航空管制部、連邦航空局 (FAA)、軍などの様子
を描いた作品。

昔の西部劇みたいにテロリストがいかにも悪者
みたいな描かれ方ではないのはよかった。
米軍撃墜説などもある中で、どういう最後にするかな
と思っていたが、一応公式発表に沿った話の展開だった。
映画としてはおもわず見てしまう作品という意味で
いい映画なんだろうけど見終わったあと気分悪いかんじ。

みんな自分の出来る範囲で必死だけど
全体としては混乱していて
本当に何が起きているのか誰もわかっておらず
そのまま最後まで行ってしまうかんじ
（どこまで事実に忠実かは別として）。
アメリカ人的には最後に団結してハイジャックを阻止しようとした
９３便の乗客たちの美談にフォーカスしたいのだろうけど。

タイムリーな情報収集と分析力と決断力。それらが鍵。
（、、、わかっちゃいるけど、だよなぁ。）