はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

勝利の裏で

2006-09-07 21:50:32 | Weblog
昨日、ユーロ2008への決勝出場権をかけて
フランス対イタリアのサッカーの試合があった。
フランスチームはW杯の悔しさを晴らすことができた。

その試合、サッカー以外の部分でも話題になっている。
というのもフランスチームのリリアン・テュラム選手が、
68人のアフリカ系移民をこの試合に招待したから。
彼らはパリ郊外のカシャン市の大学旧宿舎に
住んでいたところを強制撤去させられた人たち。

大学旧校舎はフランス最大の違法住居占拠地と
言われていたところで500人以上が住んでいた。
先月17日に強制退去させられた人々の多くは
今、カシャン市の体育館に寝泊りしている。

私自身、バンリュー(郊外)の問題について
イコール移民の問題、とするのは短絡的過ぎる
とは思うものの、明確な見方・意見を持てずにいる。
まずはもうちょっとちゃんとした現状把握が必要。

それはともかく、人として信じることを実践する
テュラム選手には説得力がある。