はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

やってないことを証明する国とやったことを証明する国

2011-05-16 15:17:46 | Weblog
IMFのストロスカーン専務理事がアメリカで逮捕された。
次期大統領候補か、といわれていただけに
フランスでは大きなニュース。

私が「弁護士はマイケル・ジャクソンを担当した人だって。」
という話をHにしたところ、Hが苦笑したあと、「でもアメリカは
ある意味では正義(justice)が存在する国だよね。」といった。
そして、アメリカはこういうことに関しては笑って済ませたりはしない、
とも。


どういうことかというと、同じことがフランスであったとしたら
おそらく客室係の女性の話がまともに扱われることはなく、
事件は葬り去られていただろう、ということらしい。

彼曰く、
アメリカは被告が「やっていないことを証明しないといけない国」で
フランスは原告が「やったことを証明しないと訴えられない国」という。

ストロスカーンの女性問題は今回が初めてではない。
それでも今までここまでやってこれたのは
フランスの風潮によるところがあるのかもしれない。

今後どうなるにせよ、
IMFにとっても、フランスにとっても、影響は大きい。