はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

Cour des Comptes

2011-05-23 15:00:06 | Weblog
クール・デ・コント(会計院)と読む。
フランス政府の会計監査をする機関。

予算の分配の適正さや経費の妥当性を見たり
政府の会計報告の妥当性を見たりする。
よは企業でいうところの内部監査部門。

なぜこんなことをいきなり書いたかというと
こういう機関が日本にも、そして世界にも、
あってもよさそうだよな、と思ったことから。

最近2008年の経済危機関連の
映画、ドキュメンタリー、を見たり
講演を聞いたりすることが重なっている。
そのうちに、行き過ぎた資本主義、
ミルトン・フリードマン的な自由主義市場経済の問題を
解決するにはある程度の規制が必要なんだろう、と思った次第。

べべのショベルカーやらが床に転がっている
傍らでHとこんな硬い話をしていたときに
フランスにはクール・デ・コントというのがあってね、
ということを聞いた。

資本主義、自由経済の行き過ぎに歯止めをかけるには
監査だけでは不十分だが、会計院のように
独立した権限を持った機関がルール・枠組みつくりをする
必要があるように思われる。

でも実際どこの誰にそんな権限があって、だれが世界の金融システム
に関して何かをできる立場にあるのか、それが疑問だった。
ひとつにはG20には可能性がある気がする。

「社会主義国フランス」で世界の今後と自分の今後について
思い巡らしているうち、話が発散して
今まででももっともまとまりのないブログになってしまった。
ひとまずここまで。