はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

選挙

2014-12-12 11:36:33 | モーリシャス:お国事情
モーリシャス国民議会の選挙があった。
全70議席で任期は5年。モーリシャスを21の選挙区に分け
各選挙区から2人または3人選出。
うち8席は落選候補者から裁判所が再選出して各コミュニティー
(人種・宗教)からの代表者がバランスよくいるように調整される。
多民族・多宗教が共存するためのモーリシャスならではのしくみ。

今回は過去に首相を務めたことのある2人がそれぞれ党首を務める
Parti travailliste(Ptr)とMauritian Militant Movement(MMM)
の二党の連合alliance Ptr-MMMと
Mouvement Socialiste Militant(MSM)とParti Mauricien Social Démocrate
の二党の連合alliance LEPEPのが2大勢力。

結果前首相は落選し、連合としても60議席中47席がLEPEPに。
ちなみに投票率は74%程度。

私自身がモーリシャスの政治に詳しくないので
詳しいことは書けないのだけれど、前評判だと
alliance Ptr-MMMが圧勝して2人の党首がそれぞれ
大統領と首相になるという狙いで連合した、と聞いたのだけど
結果的には全く逆になった。

ちなみに選挙は国の一大イベントで、
選挙当日は祝日、翌日(開票日)も学校は休み。
というのもパレードやらで道が混雑して登校に支障があるため。

モーリシャス人の家には選挙当日、選挙場に連れていくための車が
お迎えにくるらしい。加えてパン、牛乳をはじめとした生活雑貨やら
キャンペーンのTシャツ、子供用ズボン(なぜ?)などを家に配って周る
支持者も後を絶たないとか。Jさんの家では選挙当日
合わせて13本の牛乳を貰ったらしい。ありなんだねぇ、そんなのが。

選挙もお国柄がでる。


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