元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

アタック!

2012-12-08 21:33:44 | 身体
昨日の続きで、自己流トレーニングで、ありがちな「ちょっとした間違い」を書いておきます。

その前に・・・
ジムで、まわりを見渡して、色々なトレーニング法が見られるのは、「個性」と解釈しがちです。
運動と言えば、スポーツを思い起こし、例えばフィギュアスケートを同じ技を見ても選手1人1人、微妙に見栄えが違います。
それは アマチュア選手になれば、もっと幅広く見栄えが違います。
スポーツでは上手、下手という表現にもなります。
トレーニングでは 上手、下手という表現は あまり使いません。
トレーニングは 正しく教えられれば、誰でもが正しくできるからです。
トレーニングは すでに機能している1つ1つの筋肉を孤立化させて丁寧に使うだけのことなのです。

浅田真央ちゃんのように氷の上でジャンプして回転することはできませんが、片脚立ちはできます。
たかが片脚立ちですが、されど片脚立ちです。
ロコモティブシンドローム予防でも中高年のみなさんへ片脚立ち運動を行います。
真央ちゃんも、演技前のウォームアップの際、陸上で何度も片脚立ちを行っています。

ロコモティブシンドローム予防でも中高年のみなさんへ片脚立ち運動ができれば、片脚スクワットもしていただきます。(膝痛がある人は行いません)

真央ちゃんも、片脚スクワットをしています。
真央ちゃんは この過程を抜きにして、ジャンプは成功しないのです。
ジャンプ失敗の要因とトレーニングの間違いは共通します。

①足底がユラユラして安定していない(足指・足底の筋力が弱い:先に足指体操しましょう)。足底の使い方で全身の軸が歪む。
②膝とつま先の向きのズレ。 十分に大腿部の筋力が発揮できておらず、膝が内側や外側に捻じれると、膝関節に負担が掛かる。
③背中が曲がる。体幹の筋には力が入っておらず、椎間板に負担が掛かる。(体幹を鍛えよう!)
こんな姿ではスケートも上手く滑れないでしょう。

上記のような膝を曲げて足元ゆらゆら片脚立ちを長年していた人がダイエット教室に来られました。
正しい片脚立ちを説明したら、「私、間違ってしていて、膝が変形してしまったんだわ!?!?」
良かろうと思っていたエクササイズが 効果もなければ、安全性に乏しく膝を痛めてしまったという悪い1例でした。  

スポーツも技術練習が多くなりがちですが、身体のトレーニングをすることは 身のこなしも良くし、体力をアップするので、技術上達への早道になると思います。身体のトレーニングをおろそかにすると、怪我も起きますしね。
私も現役時代に、身体のトレーニングを知っていれば、怪我も起こさず、もっと上手い選手になっていたかも・・・。
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懐かしい高校3年のアタック!
今度の日曜日にOG会があり、只今、懐かしアルバムをパワーポイントで作成中。
ってことで、トレーニングの間違い例は た~くさんあるのですが、今日は このへんで。 




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