元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

杖つく前の膝のケア

2007-11-12 22:04:43 | 身体
スポーツ医学センターにて、以前マタニティフィットネスに来られていたKさんが 膝に違和感や痛みを感じるとの事で、お越しになられました。
女性にとって、妊娠出産の時期は 身体が大きく変化する時期です。
よく運動していた人も 運動量をひかえるので、この時期、体力が低下しやすい時期にもなります。
そして、あかちゃんの育児におわれ、自分の身体のケアどころではない時期とも言えるでしょう。
(そう思えば、やわらちゃんは やっぱりスゴイ!) 
私も バレーボール現役時代の古傷が 出産後に お目見えし、2年間は 酷い腰痛や股関節痛、それがなんとか良くなってきたころに、仕事で運動量も増してくると、膝の痛みが・・・。
それ以来、そんな身体と仲良く付き合って、痛みを出さないようにエクササイズを続けています。
“自分の身体と仲良く付き合う”とは・・・
自分の身体を“じっくり見ること”だと思います。
膝を見るときは・・・
①前から脚全体のラインを見ます
②膝のお皿の上の筋肉の盛り上がりを見ます
③足底の向き、指の形を見ます
④立った姿を見ます
さらに、どうしてそんな形になったのかな?と動かしながら、その根拠を探ります。
すると、答え=やらなければいけないことが 見つかります。

脚全体のラインが悪くなる大きな原因は 大腿部前後の柔軟性と筋力の悪化です。
太腿の前の筋肉が弱くなると、股関節や膝関節をしっかりと伸ばせなくなります。
その結果、関節が曲がったままになって、大腿部の裏側も硬くなります。
チェック:①長座で膝を伸ばしたまま、つま先を触れるか(太腿の裏の柔軟性)
     ②うつぶせで、膝を曲げ、手で足首を持ち、かかとがヒップに付くか?

実際に椅子に座って、片脚の膝を伸ばしてみると、弱くなって曲がった脚は 筋肉の盛り上がりも少なくなります。
チェック:脚を下ろしている時と伸ばして力を入れたときの筋肉の硬さや盛り上がりの差を見ましょう。

力強く膝を伸ばす事ができなくなった脚で立ったり歩いたりすると、小股でするように歩くようになり、足底の使い方も十分でなくなります。
ほとんどの方の場合、小指側へと体重が乗り、親指側が十分に使えなくなります。
足の指をグーパーすると、痛いほうの足の動きが悪く、しかも親指の動きが小さくなっています。
チェック:①片足立ちをしましょう。小指側で立っていませんか?
     ②足指でグーパーしましょう。全部の足がしっかり動きますか?

Kさんは 右膝に痛みがあったので、上記のチェックを左右の脚で比べたり、私の脚と比べたり・・・
「なるほど、、、本当だ~~!!」と納得のご様子でした。
いつも自分の身体を良く見て、変化を見逃さず、早めのケアをする事で、いつまでも美しく健康な膝を保つ事ができますよ~!!

私の膝(なんとかキープの40歳代)Chii膝


Kさんの膝(ちょっと痛む30歳代)
Kさん膝


Nさんの膝(痛い痛い70歳代)Nさん膝





ゆうちゃんの膝(元気な10歳代)ゆう膝


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