元気のたね

ヘルスフィットネススペシャリストの浅田千鶴です  

代償運動

2011-12-05 21:53:37 | 身体
本日は ウクレレ教室でした。
ウクレレを習い始めて6ヶ月目となりました。

♪ちょうちょう~から始まり、
♪しずかな湖畔、
♪ロンドン橋、
♪ふるさと、
そして今は ♪見上げてごらん夜の星を。

コードが少しずつ難しくなり、今回は 何本かの弦を一度に押す「C=セーハ」が入りました。
「セーハ」は 初心者の難関なのだそうです。

今までは 指1本1本と神経・脳の連動が新たに開発されていくのを感じましたが、今度は 指の筋力が物凄く必要だと感じました。

「手伝って!」とも言っていないのに、頑張る人差し指をお隣の中指がアシストしているではありませんか!?!?
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人の体って、本当に面白いというか、、良くできているというか、、精密というか、、素晴らしい!!

指1本では 事が足りないので、隣の指が手伝う・・・
こんな動きを「代償運動」と呼びます。

筋力トレーニングの場合・・・
例えば足指の運動でタオルギャザーという運動がありますが、足の指の1本1本の筋力が弱い場合、反対側の足指が動いたり、手も動いたり、歯を食いしばったり、あらゆる筋力を動員して片足の指の仕事を手伝おうとします。
高齢の方ですと、「この運動は 腹筋も使いますね~」・・・と。

筋力運動は 各種目、目的の筋肉が孤立して負荷が掛かった方が効果がありますが、筋力がない人は 1つの筋肉だけでなく、他の筋肉も関節も動かしてしまいます。

例えば、アームカール:ダンベルを手で持ち肘を曲げる動作。 荷物を持つ動作と同じ動作ですが、5kgの錘を持つ場合、上腕二頭筋が強ければ、肘を曲げるだけで事足りますが、上腕二頭筋が弱い場合は 肩も動き、背中も反り、たくさんの筋肉が助けます。
「わたし、持てな~い」って、人の手を借りなければならないかもしれません。

スポーツ動作でも、上手く動けない場合は 筋力がない事や関節可動域が狭いなどで代償運動が起こっている場があります。

姿勢や歩き方の変化や、関節の変形も、代償運動の繰り返し築かれます。
バランスが崩れたり、どこかに痛みがあれば、それでも何とか動き続けようとするのが人間です。

代償運動を紐解いていけば、そうなのか!?と体に教えられるようです。
筋力のレベルや動作を行う際には体の中での連動性がある事を示してくれます。

さあ~
中指の助けを借りず、人差し指よ! がんばれ!!







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