「こんぴらさん」と呼ばれる香川県の金刀比羅宮は、
1368段の長い長い石段で有名ですが、
その石段に竹の長い樋を設置して、「流しそうめん」ならぬ
「流しうどん」をおこなった・・というニュースを見ました。
それで・・
・問1
てっぺんから投入したうどんは、一番下に到着するのに
何分かかるか。
・問2
同じ樋に、うどんを流した場合と、そうめんを流した場合では、
流れる速度はどのように違うか。
・問3
一番たくさん食べられる場所と、一番おいしく食べられる場所は、
それぞれ、上・真ん中・下のうち、どこか。
そう思う理由をあげて回答してください。
・・などなど、いくらでも問題が作れちゃうのですが、
残念ながら、自分では解くことができそうにない(笑)
わかる人は教えてください。
ところで、
「流しそうめん」という食事の形態は、
どこが良いのか、わたしにはいまひとつわからない。
ああすると美味しくなる、というふうには思えないんですが。
むこうを見るとバケツで入れてたりするでしょう。
ペンギンの餌やりじゃないんだから(笑)。
卓上用のクルクル回る仕掛けは、もっと謎です。
あれは「流し」ではなく「回しそうめん」なのでは。
(目が回りそうなものには近寄りたくない閑猫・・)
それとも、「流しそうめん」は、食事としてではなく、
金魚すくいのようにゲームまたはイベントとしてとらえるべきなのか。
(それだったら、わたしはヨーヨー釣りのほうが・・)
「流しそうめん発祥の地」を名乗る町もあるそうだけれど、
そもそも、「流す」発想は、どこから出てきたんだろう。
ああしないと麺がかたまっちゃうから、でしょうか。
それとも、ひとりぶんずつ運ぶ手間を省いた結果、とか?
同じ麺のなかまが、ある地域では「流しそうめん」的に進化し、
ある地域では「わんこそば」的に進化する。
また別の地域では、麺が来るのを待っていないで、
お客のほうから取りに行くという「さぬきうどん」的進化もある。
(そういえば、流しラーメンとか、流し牛丼とか、しませんよね。
回転寿司は・・あれはたぶん別の経緯でああなったもので、
いわゆる収斂進化というやつ・・)
ダーウィンの研究で有名なガラパゴスフィンチのように、
どんな進化にも、そうなるに至った必然性がある、はず。
「流しそうめんはなぜ流しそうめんになったか」なんて、
なかなか良い夏向きの研究課題だと思います。
ただし、麺とつゆだけでは栄養が偏るので、
おかずのこともしっかり考えるように。
(追記)
あとで調べたら、こんぴら流しうどんは、てっぺんからじゃなく、
100段あたりから下、だったようです。
なぁんだ。
それでも、4メートルの竹を50本つないだとか。
ということは約200メートル。
500玉のうどんの、長い旅。
おつかれさま。
上の画像は、そうめんとは全然関係のないカラスウリ。
本日のにゃんこ。
・・と、本日の収穫。
今年のピーマンは大きいです。