終日、桜の実が降る。
風があっても、なくても、降りつづける。
山桜の小さなかたい桜んぼだ。
青いのもあるし、すこし赤く色づきかけたのもある。
屋根にあたると、カンとかコンとか、ずいぶん大きな音がする。
昨年はまれにみる桜の実の「あたり年」で、
ここだけでなく市街地でも、街路樹の桜などが
たくさんの実を降らせて、人を驚かせたようだった。
今年もまた多い。
でも今年は、黒紫に熟す前からどんどん落ちている。
その理由はよくわからない。
カレンダーはいつも12か月の繰り返しだけれど、
季節はまったく同じようにはめぐってこない。
連休をすぎてもずいぶん肌寒い日があり、
かといってストーブを焚くのはおおげさすぎ、
冬物はそろそろしまいたいけれど、半袖には早い。
薄いコットンのマフラーを巻いたりしてしのいでいる。
この中途半端さが、いいような、困るような。
すっかり開いた朴の葉。
新芽がてんぷらで食べられる、と知ったときにはすでに遅し。
手品の練習中?
ジャスミンのつぼみに、きらりん。
蓮の葉の水玉は、おはじきのように大きい、大きい。
本日のにゃんこ。
気分はカモフラージュ!
(ついに完全家猫化のマドリ。
今後ともよろしくオネガイシマス)