閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

橋の上のパラソル

2013-07-18 23:37:40 | 日々

 

昨夜は土砂降りの雨と雷。
夜中に起きて、あっちこっちの窓をしめたり、
縁側に出しっぱなしの靴をひっこめたりする。
特に被害はなかったけれど、明け方まで音がうるさくて寝不足だ。
しかも、あれだけ降ったのに、水玉はろくに拾えず。
雲釣り師は、長すぎる雲を持て余しており。

以下、最近のあれこれ、断片的に順不同で。



先日、初めて聞いた日本語。
「ひもづく」
関連する、結びついている、という意味らしく、
「ひもづける」というふうにも使うらしい。
若者の流行語なら、どんなのが出てきても驚かないけれど、
堅い役所勤めのような人がTVニュースで喋っているのが
まったく未知の言葉だったので大いに驚いた。
これ、誰でも知ってる言葉?


<追記>
この件のつづきは→こちらです。



「大枚をはたいて購入する」というときの「はたいて」を
漢字で書くと「叩いて」になる。
これも、先日ニュースの字幕で初めて知った。
関西のほうでは「叩く」ことを「はたく」と言うけれど、
「叩く」という字を見て「はたく」と読むのはむずかしいと思う。

夕方は蝉の声がうるさく、TVの音声が聞きづらいので字幕をよく見る。
7時15分ごろになると、合図でもあったように、蝉が一斉に鳴きやむ。
中に1匹か2匹、ぼんやりしたのがいて鳴き続けているが、
ふと周囲を見回し、気まずそうに「ジジ・・ジ・ジ・」といって黙る。
早起きのMによると、朝4時すぎ、やはり一斉に鳴き出すそうだ。
明るさに反応するセンサーがあるのかもしれない。



「ちょっぴり太ったわッ!」と何度も繰り返し鳴くホオジロ。
さえずるのは例外なくオスですけどね。
「ちょっぴりダイエットしたら!」と、誰か言ってやって。

鳥の声がこう聞こえる、というのを「聞きなし」というけれど、
非常に個人差が大きい。
わたしはいつも日本語にあてはめて聞いてしまう。
メロディに聴こえる人もいるだろう。
オリヴィエ・メシアンというフランスの作曲家は
鳥の声を採譜してピアノやフルートの曲をたくさんつくった。
Mは聞きなしというのが「ぜんぜんわからない」と言う。
絵を描く人には色やかたちに見えているのかもしれない。


信号待ちをしている。
左手から出てきた2トンダンプを見ると、
運転席のドアに「ダンボ」と書いてある。
積んでいるのは土砂で、運転している人はタオルはちまき。
土建業か造園業のようだけど、ダンボって変わった屋号だな。
パワーショベルのことを現場の人はユンボと呼ぶけれど、
子象ダンボのお母さんはジャンボだっけ?
と、よーく見直したら、「ダンボ」じゃなくて「ホソダ」だった。
あ、細田さん、でしたか。
「車の右サイドに右から横書き」の風習は意外と根強く残っている。
ときどき変な読み方をしてしまって、笑う。



町からの帰り、かんかん照りの中、車で橋を渡ろうとすると、
橋の上に人がおおぜい立っている。
平日の昼間にあまり見かけないような若い人たちで、
中のひとりは派手な色のビーチパラソルを抱えている。
横目で見ると、どうやら何かの撮影らしい。
高校の制服を着た少年と少女が会話を交わしながら橋を歩く。
それを川岸から斜めにロングで撮っている。

パラソルは、演技者に直射日光があたるのを防ぐためだろうか。
他のスタッフは全員炎天下に立っている。
アラビアンナイトか何かの挿絵で、玉座のそばに
扇やら日傘やら捧げ持った召使が控えている、ああいう感じ。
写りこまないようにか、パラソルは柄を継ぎ足して長くしてあり、
とても重そうで持ちにくそうなのをいっしょうけんめい支えて、
汗だくであっち走りこっち走りしている。
ちょっぴり「ギリジンさん」似のパラソル係君に、
がんばれー、と心の中でエールを送りつつ、通過。

 

本日のいただきもの。

Tさんのノルマンディ土産。
うわぁ、とってもフランスっぽい色ですね。

 

本日のにゃんこ。

真鈴先生、それはお座布団ではないんですが。
わたくしの畑用の帽子なんですが。
あのー?
(完全無視・・)

 

本日のゲスト。

あっ、見つかっちゃったのかな?
見つかってないよね?
保護色だよね?

 

本日の「いいね!」

正義の味方と悪の組織の違い

いえてる! たしかに!
  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする