閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

あわゆき

2014-01-15 21:34:39 | 日々


すこしだけ、すこしだけ雪が舞う。
落ちるはしから溶けていく。

 

いまさらですが、木の枝って、いっぱいあるなあ・・と。
「枝葉末節」というけれど、その枝葉がなくては
光合成だってできないではないか。

 

いつのまにか観葉植物のような顔で、庭の一隅に
しっかり場所を占めてしまったハナミョウガ。

 

 

ヨモギの種。

 

 

このあいだから、ひとつ、ふたつ、もいではかじり、
かじっては首かしげ、収穫のタイミングをはかっていた。
そろそろいいかな。キンカンマーマレード作ろうかな。


 

スイカズラの実と・・

 

 

 

ジャノヒゲの実。

 

 

 

「前太平記」という妙な本を読む。
書かれたのは江戸時代の初期、作者は不詳。
当時、「太平記」が庶民の間で人気が高かったため、
その形式を真似てあとから書かれたもの、らしい。
一見もっともらしい軍記物になっているけれど、
たびたび中国故事を引用するスタイルはたしかに近世っぽいし、
ヒーローをよりヒーローらしくするために、いろいろと
「都合よく、おおげさに、面白く」脚色してあることは想像がつく。
それを「今は昔」とぼかして書いておけばいいものを、
「永延二年六月」などと必要以上に具体的に書くものだから、
「俗史」「偽史書」と決めつけられ、一段低い扱いになってしまった。
なるほど、それで古典文学全集の棚に並んでいなかったのですね。

わたしは歴史研究家ではないので、史実かどうかは気にしない。
そこが問題になるなら、SFもファンタジーもすべて禁書になってしまう。
読んでいると、お江戸の人々の好みがわかって興味深い。
勇敢で、強くて、賢くて、情も厚い武将が、忠実な家来たちを率いて、
悪い奴をやっつける。とてもわかりやすい。
鬼とか竜とか怨霊とかもほどよく出てくる。
稲生の平太郎君も、こういう本をコッソリ読んでいたかもしれない。
読んでたよね?
(って、結局そこへ戻ってくるのか?)


本日の鳥さん

最近、上を向くと、よくトビと目が合うのです。
あきらかにヒトを見ている。
なんかくれそう、と思われてるのかも。
あげませんから。

 

コメント
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