閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

長靴

2015-06-12 11:07:08 | 日々

 

降っても照っても長靴をはいて出かける。
おしゃれなレインブーツとかではありません。
ホームセンターで売ってる膝下まであるやつ。
畑も庭も、ちょっとしたオフロードもすべてこれでぽこぽこ歩く。
日よけ帽子に、アームカバー。
エプロンのポケットにはハサミと麻紐の束。
水玉カメラをぶらさげて。
行ってきま~す。

 

ほら、さっそく収穫あった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

とあるアンケートに、こんな項目があった。
円の外側に1から24までの数字が印刷されており、
「一日のスケジュールを記入してください」とのこと。
小学生の夏休みを思い出す。
色鉛筆でキレイに色分けして、机の前に貼ったりしたよね。
起床、食事、就寝。
その間に、子どもなら「べんきょう」や「じゆう」と書きこむところだが、
今のわたしにはそうはっきり言えるものがない。
全部自由時間とも言えるし、全部勉強時間とも…いや、言えないか。

このアンケートは、いちおう「作家」を対象としたものらしいので、
夜どおし執筆、昼すぎに起きて、出版社で編集者と打ち合わせ、
書店でサイン会のあと、取材を兼ねて銀座のバーで飲む、とか(笑)
そんなのを期待されているのかもしれないが、そうはいかない。

外をふらふらぽこぽこ歩きながら、ちょいちょいと雑草を取ったり
トマトの枝を支柱に結んだりしながら、鳥や虫の観察をしたり、
気が向くと写真を撮ったり、何かぼんやり考えてるような
なんにも考えてないような、仕事とも遊びともつかないような、
こういう混沌とした時間って、ひとことでは書きようがないでしょう。
起床、食事、就寝、あと全部「じゆう」、という「スケジュール」を見た人は、
そこからどんな暮らしを想像できるだろうか。
逆にアンケートで聞いてみたい気がするのですが。 

 

 

 

 

本日の「いいね!」


「本を読まなくなった」というけれど


書店が減少する一方で、どんどん増えている公立図書館。
出版社の売り上げは4割落ちたのに、発行数は倍になっている謎。
本は「所有するもの」から「体験・消費するもの」に変わりつつある、と。
なるほど。

(この現状に「いいね」ではありません。よくわかる記事だったのでシェア)

 

コメント
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