左すもも、右さんちゃん。すごく珍しいツーショット!
さんちゃんとすももは、べつに仲が悪いわけではないけれど、
このように親密なところはこれまで見たことがない。
この日は、さんちゃんがいるところに、すももがあとから来て、
どちらもおこりもせず、逃げもせず、1時間以上こんな感じ。
気が強くて神経質で「猫嫌い」だったすもも嬢さんも、
年をとって「癒し系」に変化してきたかなあ。
ウラシマが来て以来、家ではなかなか落ち着かないさんちゃんも、
すっかりくつろいでおりますね。
すもも嬢さんは、この夏、アトリエのベランダで寝起きしていると思ったら、
とつぜん帰ってきて、なぜか台所の冷蔵庫の上で寝るようになったので、
冷蔵庫を開けるときはよくよく気をつけないといけない。
うちの台所は、猫対策でわざわざドアをつけて個室化したのだが、
すももが寝ている限り、夜間もドアを閉めることができない。
冷蔵庫から、さらにその上の吊り棚に「上がりたい」とおっしゃるので、
あれこれ物をどけてスペースを作った。
気が変わって「お風呂場で寝る」とおっしゃれば、ちゃんと水気を拭いて
寝場所をこしらえてさしあげる。
ヒトがシャワーを使うときは、お願いして一時どいていただくのだが、
ドアの外でわあわあと大声で抗議をされるので、ゆっくりできない。
18歳になると、ヒトならば選挙権が得られるけれど、猫の場合は
もうたいていのワガママが許されるようになっちゃうのです。
もともと偏食猫だったすももは、最近さらに好き嫌いがはげしくなり、
「それじゃない。別のものを」としつこくダメ出しを繰り返す。
鶏ささみの筋をとりこまかく刻んで電子レンジに15秒かけ、
ふーふーして熱くない程度に冷ましたものなどを召し上がるのだが、
それも二度続けば飽きるし、いったん食べ残したものはもう駄目なので、
それはシモジモの者たちに下げ渡し、あれこれ手を変え品を変え
目先を変え、フリカケで誤魔化そうとしても、七枚の布団の下の
えんどう豆に気づくお姫さまのように、たちまち見破られてしまう。
買物に行くと、「キャットフード」とは別立てで「すもちゃんのごはん」を
調達するのが最重要ミッションだ。
ヒトのおかずに魚を買うときは「これ、すもちゃん食べるかな」と、
まずそっちが優先される。
ペットフード売り場で考え込んでいたら、隣で同じように迷っている人がいて、
目が合って思わず「お互い大変ですわねえ」と、偏屈な老嬢に仕える
メイド同士のように、苦笑しつつ会釈してしまうのでした。
同猫、相哀れむ。(←微妙に違うよ)
Mが薪割りをしている場所から上を見たところ。
谷間なので、ぱかんぱかんと木を割る音がよく響く。
今年も咲き始めたカラスウリ。これは雌花。
本日の「いいね!」
家に居場所のないおじさん・おじいさんたちに占拠されているような
図書館もあるけど、何も怖れることはありません。
こっそり静かにしていればいいだけ。