閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

朝の散歩・その2

2019-11-24 17:47:11 | 日々

一年のうちで晩秋がいちばん好きだ。
にぎやかだった野山が落ち着いて、静かになっていく。
これからあざやかに色づく葉もあり、すでに散ってしまった葉もあり、残っている花も、さまざまな実や種子もある。
暖地なので常緑樹の割合が多めではあるけれど、枝にからんだ山芋の葉の明るい黄色や、とり残された柿の実の赤がいいアクセントになっていて、この季節は、どちらを向いても美しい。晴れても降っても美しい。
みつけたきれいな色や光を集めて持ち帰る。冬に備えて木の実をたくわえる小動物のように。


イブキシモツケ、だったかな?

 

トレニアと入れ替わりに、夏の間は休眠していたホザキアヤメがすくすくと伸びてきた。

 

キバナノアマ。おや、きみも紅葉するの?
これとデュランタだけは南国の植物で、耐寒性が「やや弱い」と書いてあるので、冬越しがちょっと気がかり。
でも、すでに室内には持ち込めない大きさになってしまったし。
きわめて怠惰なガーデナーの閑猫は、基本的に植えっぱなしで大丈夫なものしか植えない主義。今年は「植えっぱなし原種チューリップ」というすごく魅力的な名前のついたのを1ダース買ってみた。
何年も前に、せっせと植えた球根を、ひとつ残らず猪に食われ、それ以来チューリップを植える気が起こらなかったけれど、もう大丈夫かなと。
はたしてうまく咲くでしょうか。

これは天城甘茶。山あじさい系は、紅葉も味わいがあり、長く楽しめる。



アナベルの枯れ花。

 

薄紫の野菊と入れ替わりで、竜脳菊。

 

大きい椎茸みーつけ。きのこ類はいきなりあらわれ、一晩で巨大化するので、まったく油断ならない。
これの出るホダ木を、もうすこし管理しやすい場所に移したいけれど、いまの環境が気に入っているようだから、動かしたらそれっきり出なくなるんじゃないかと思う。

 

猫、次々に「なになに?」と寄ってきては、「なーんだ」と。 

 

さんちゃん、お手紙きてるよ。

 

本日の「いいね」じゃない。

Libreria Acqua Alta

半世紀に一度という想定外の高潮に見舞われたベネチアの本屋さん。

 

コメント
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