ナンキンハゼは色づき始めると早い。
一日のうちでも朝と夕方ではもう違う。
見る角度や光のあたり具合によっても違うから、見るたびに「あ、いまが一番きれい」と思う。
黄色から、オレンジ、そして深紅色まで、落ち葉も色とりどりだ。
もみじのように、すっかり赤くなってから一斉に散るというわけではなく、枝にはまだ緑の葉もある。
このばらばらさが、いわゆる日本情緒とはすこし異質なところなのかもしれないが、こういう木が1本あると楽しくていい。
そろそろ20年近くなるのだろうか。ずいぶん背が高くなった。隣に大きいネムノキがあるので、思うように枝が張れず、すこし窮屈そうだ。
この木の実を採って鉢で育てた2本の苗を、去年庭の西側に植えたけれど、それがもう80センチほどに伸びている。
成長の早さを考えると、場所がやっぱり家に近すぎたかもしれない。このままでは、数年後にはTVアンテナの障害になりそうな予感。木を植えるのはむずかしい。
いつもこんなふうにあざやかに色づくとは限らず、緑から暗紅色くらいで散ってしまう年もある。今年はとても見事。
わたしがいつまでもいつまでも葉っぱを拾っているので、
飽きたコマ吉。
本日の「いいね!」
黒猫のF。
イニシャルの刺繍のあるハンカチって、昭和の女の子のあこがれアイテムのひとつではないかしら。「お嬢さん、落としましたよ」ってシチュエーションも含めてね(笑)
kiraraさん、ありがとう。
(落とさないようにします…)