先週、ハロウィンの日の夕方に、黒ねこ真鈴がお空へ旅立ちました。
仲良しだったきょうだいの珊瑚に遅れること2年、おなじ10月の晴れた日に。
きれい好きで世話焼きで、いつも強気の女王さま。
まりん。まりりん。まありん。まりり。
眠っている時間が長くなり、呼びかけに耳が反応しなくなっても、手を触れれば必ず「んん?」(なあに?)といつもの真鈴語で返事をしてくれました。
当日のお昼まえ、姿が見えないので探したら、不自由な脚でどうやって移動したのか、庭のすみのしげみの奥にもぐりこんで寝ていて、そこはさんちゃんのお墓のすぐそばだったのです。
いま思えば、あのときすでに「呼ばれて」いたのだろうな。
そのあと、自分でちゃんと立ってゴハンを食べ、お気に入りのマグカップでちゃぷちゃぷお水を飲み、満足そうに横になって、そのまま、でした。
いまごろは、さんちゃんと再会して、幸せにしていることでしょう。
真鈴ちゃん、17年半、ありがとう。
***
うちに来てすぐのころ。重さは450gくらい。
最初、青い目の猫かと思っていました。
さんちゃんと。
このころからすでにしっかり者の王女さまだった。