絵本『ならんでる ならんでる』(鈴木まもる/絵 偕成社 2014年刊)の中国語(簡体)版ができました。
上製本、カバーなし。サイズは天地10ミリくらいずつ小さくなっています。
北京联合出版公司。
じつは、中国版は2017年に出ていたのですが、手違いで見本が届いていなかったそうで…。
翻訳物はオファーが来てから1年2年かかることもあるため、こちらもすっかり忘れておりました。
今回、契約更新を機に、ようやく手にすることができ、奥付を見たらすでに10刷! たくさんの子どもたちに読んでもらえているようで嬉しいです。
文章はシンプルなので、そのままストレートに訳してくださっています。
子どもたちが遠足で登る「おにぎり山」の看板は「馒头山」となっていました。
これは饅頭(マントウ)、つまり餡や具の入らない中華の蒸しパンのことですね。
あらためて絵を見ると、おにぎりのように三角にとんがっていない、文明堂の三笠山というか、奈良の若草山というか…ふっくらなだらかな形をしているので、饅頭山でぴったりなのでした。
この絵本は、小さい子たちがわちゃわちゃしている様子が可愛いので、「ならんでる」の次は「かくれてる」とか、「はしってる」とか、バリエーションも考えていたんだけど、結局できないままだったな…。
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「ならんでる ならんでる」(2014.3.24)
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