閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

タデ科

2023-10-14 22:04:56 | 日々

いまが旬のタデの花。イヌタデ。

別名をアカノマンマ、アカマンマともいうそうだが、これをおままごとに使った記憶はない。当時住んでいたのは町の集合住宅で、子どもは塀に囲まれた庭の中で遊ぶきまりだったし、管理が行き届いた庭には、こういう「雑草」は生えていなかっただろう。
いちど、キンモクセイの木の下にびっしりと散りこぼれた花がきれいだったので、せっせとあつめていたら、「それは肥料になるんだから取っちゃいけないんだよ!」と年上の子に注意された。そんなことを、いつまでもいつまでも覚えていて、秋になると思い出す。

 

小さい花のあつまり。つぼみのほうが色が濃く、開くと白っぽくなる。

 

イヌタデに似ているけれど、花のつきかたがまばらな、これはハナタデ(ヤブタデ)。
やや幅広の葉には八の字ヒゲみたいな黒い模様のあることが多い。

 

まばらだけれど、よく見るとひとつひとつがきれいな花だ。
家のまわりでよく見るタデは、ほとんどがこのどちらか(だと思う)。

 

一方、こちらは花壇限定、謎のタデ科。
昨年初めて1本だけ生え、なんだろうねと言っているうちに、今年は3本に増えた。
小ぢんまりとまとまって伸び広がらないことと、葉の色が濃いのが特徴で、園芸種か外来種と思われるが、相変わらず正体ははっきりしない。

 

そうそう、これもタデ科ですね。ミズヒキ。
日陰にも生える。長すぎて全体を撮ることが難しい。

 

どういう順番で咲くのかよくわからない。
下から順でも、上から順でもないらしい。

 

ひなたのイヌタデの草むらを、ちらちらちらちら飛び回っているシジミチョウ。郵便切手のように小さい。青色がきれいだったので、思わずパチリ。

 

翅の裏側は、ベージュの波なみ模様に黒紋ふたつ。後翅にちょこんとシッポみたいなもの(尾状突起)があるから、ウラナミシジミ、かな。

幼少時のちょっとしたトラウマのせいで、金魚と鱗翅目は基本苦手な閑猫ですが、もう田舎暮らしも長いので、シジミチョウくらいはだいぶ平気になり、昆虫図鑑で名前を調べたりもするようになったので、Mがびっくりしています。むしろ最近はセミのほうがよっぽど苦手。
 

本日のコマにゃ。

フレアちゃんは、代車のお仕事が終わったので、おうちに帰ることになりました。
つまり、うちの車の修理が済んで、3週間ぶりに戻ってきたのです。
どこが悪かったのか、説明してもらってもよくわからなかったけど…とりあえず、めでたし。

 

えー、帰っちゃうのか。気に入ってたのになー。

コマちゃんもニュートラルとはいえオス猫なので、なわばり意識がある。敷地内の自動車のような大きさのものは、猫から見れば不動産に近いかもしれない。
下に入れば日ざしや雨を防げるし、屋根に乗れば見張り台として使える。コンパクトだけど天井高めのフレアちゃんは、コマ的には優良物件だったらしく、いち早く所有権を主張していたから、ちょっとがっかりだね。

コメント
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