グ・モーニン。これはいつかの朝。
「猛烈な暑さ」「危険な暑さ」と毎朝ニュースで言っている。もうだいぶ聞き飽きた。というより身体が暑さに飽きた。「どうしてこんなに暑いんだろう」と考えてもしかたがない。飽きたというより、慣れた、あるいは、あきらめたのかもしれない。適応というのはこういうことか。終わらない夏はない。いつかは冬になるでしょう。
朝4時半、まだ薄暗い中でヒグラシが鳴き始める。カナカナカナ…ともの悲しいような声が、あちらからもこちらからもわき出るように聞こえてくる。ヒグラシというセミを見たことはあるけれど、これを聴くといつも実体のない声だけの虫のような気がしてならない。
5時をまわると他のセミたち、それに鳥の声。キャアキャアと騒ぐヒヨドリ。ひとりだけはりきって鳴いているウグイス。
6時台はまだ涼しいので、この時間帯になるべく外を歩きまわり、畑と花壇に水をまく。花壇の雑草はみんなグラウンドカバープランツだと思うことにした。笹とススキとシダだけをピンポイントで排除する。(こういうものが際限なく生えてくる花壇というのがそもそもありえないのだが。)
これらは根が深くて完全に抜き去ることは難しい。だからといって放っておくと増長して大変なので、見つけしだい地際からはさみで切る。また出てきたら、また切る。地上部がなければ光合成が出来ず、根に養分を蓄えられないから、これを根気よく何年も繰り返せばいつかは…という、たいそう気の長い話。
暑さに負けない宿根バーベナ。もう35年以上うちにいる子。花壇の内とも外ともつかぬところが良いらしい。
姫ちゃんは、えーと、また咲いてるのかな??
お隣の紅てまり。白→赤→緑と変化して、いまここ。
これから咲くタカサゴユリ。3年目になる今年は3本。つぼみの数も多い。
本日のゲスト。
玄関の網戸に、カナヘビさん。そこ涼しいのかな。
本日のにゃんズ。
窓の外に何かみつけて、じーっと見る。
じーっと、じーーっと見ている。おめめ落ちるよ~。
(わたしもそっちを見てみたけど、何だかさっぱりわかりませんでした)
ん、コマちゃんも?
なんでもなかった?