閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

フライング

2025-02-12 21:34:29 | 日々

銀猫ちゃん! まだちょっと早い!



うちの河津桜は、年明けからずっとこんな感じで、ぽつりぽつり。
全体に例年より10日から2週間くらい遅い気がする。梅もまだ咲かない。
妙に暖かい日があるかと思うと、また冷え込んだり、寒暖差が落ち着かないので、植物も用心して様子をみているのかもしれない。

隣町の有名な河津桜並木は、2月に入ると「桜まつり」と称して屋台が並んだりするのだが、肝心の桜はようやく二分咲きになるかならないかというところで、川沿いの道は寒々としている。(もともと「暖かいから咲く」わけではなく、「寒いうちに咲く」品種なのですが…)
こういう年もあれば、早々と咲き終えて後半は葉桜になってしまう年もあり、「まつり」と言うならちゃんと咲いてからやればよさそうなものだが、何か月も前からポスターを作って、ツアーを企画して…と人間の都合を優先するから、どうしてもこうなる。天候に左右される観光業って大変だなあと、毎年思う。

シジュウカラかヤマガラか、「ツピツピツ」の声が聞こえる。ホオジロも高い枝で「チョッピリチョ」と。どちらもまだ試し鳴き。
夜から雨になった。春一番ももうすぐと天気予報で言っている。




コマ吉くんとパチ子ちゃん。
インパチエンスの花が見ごろになったので、鉢を階下に移動した。空いた場所で、こんどは宿根バーベナ(先日うっかりチョキンと切ってしまった)のさし芽に挑戦中。



ご機嫌クレちゃん。



いててててッ! (爪が刺さってます)


本日の「いいね!」

Codex Rotundus

15世紀にフランドルで作られた携帯用祈祷書。珍しい円形で、彩色画を含む全266ページは、ラテン語とフランス語で書かれているそうです。
骨董の趣味は特にないけれど、こういう古くて美しいものを見るとほっとする。

古いといえば、ディケンズの『デイヴィッド・コパフィールド』の文庫版をようやく手に入れて読み始めた。初版が1850年というから、日本でいえば江戸末期。ブロンテ姉妹の『ジェーン・エア』や『嵐が丘』と同時代の作品だ。
郵便はある。電話はまだない。電灯もない。移動は徒歩か、馬車。
ろうそくやランプの明かりで、ペンとインクで綴られた物語というのが、非常に落ち着く。全4巻、ゆっくり読みましょう。
コメント
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