閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

ねずみ

2007-01-07 09:55:31 | 日々

…真鈴ちゃんの「お年玉」。
(こんな話ばっかりですみません)

いつものように真鈴がとってきたのを
珊瑚が横どりしたか、もらったかして、
かぷっ!
とした瞬間をKに救出されました。

小さい野ねずみです。
奇跡的に無傷でした。でもショック状態らしく、
Kの手の中で固まってぷるぷる震えています。
巨大な真っ黒の化け猫が「かぷっ」だもの。
そりゃあ怖いよー。

野ねずみはとてもすばしこいので、
普通だったら人の手でつかまえることは不可能です。
身体は栗色で5~6センチくらい、シッポの長さもそれくらい。
お目々が黒くて大きく、可愛い顔をしています。
このあたりの野ねずみは、アカネズミ、ヒメネズミ、
それに丸い草の巣を作るカヤネズミですが、
この子は小さいからヒメネズミかな。
英語では「ゲイシャマウス」っていうそうです。
(「オスでも?」ってMが言ってる…)

とりあえず猫のいないアトリエに持っていって、
草を敷いたバケツにいれておいたら、
だんだん元気になってきました。
お餅、りんご、栗、ひまわりの種、煮干、何が好き?
どうぞ一晩ゆっくりしてってください。
おばかな化け猫どもはよーく叱っておくからね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

TV

2007-01-05 10:35:03 | 日々

ふだんはほとんどニュースと映画くらいしか見ないのですが、
年末年始はたくさんTVを見ました。

大晦日。「第九」のあとはモーツァルトづくしで年越し。
(ムーティ先生…かっこいいっ!)

元旦。東京の映画館で「カジノ・ロワイヤル」を見たのに、
さらにホテルで「相棒」スペシャル版を見てしまう。
「相棒」は、主役の刑事のカメヤマくんが
Mの弟Sちゃんに似てるって親戚で話題になってて、
えーどれどれ?と見始めて以来、唯一見ているドラマ。

3日。「プラネット・アース」のシリーズを夕方から
延々とやっていたので、ごはんを食べながら延々と見る。
そのあと「パイレーツ・オブ・カリビアン2」のおまけの
メイキングビデオを、あーだこーだ喋りながら見る。

4日。ウィーンフィルを見逃してちょっと残念。
(うちはBSハイビジョンは録画できないのです)
録画しておいた「バスカビル家の犬」を見る。
(ホームズはやっぱりジェレミー・ブレットがよかったなあ)
そのあとKは「ディープ・ブルー」を見ていたけど、
わたしはサメもシャチも苦手なのでパス。

で、5日は、金田一耕助を見る。
横溝ミステリのファンではありませんが、
このTVシリーズはセットや小道具がすごく凝っていて面白い。

Mは、TVは眼が疲れると言って、
たいていアトリエに行ってしまいます。
絵本が途中なので、お正月に関係なくお仕事中。
ときどき台所からトマトとかチーズとかこっそり持って行くのは
お夜食ではなく「モデルさん」です。

わたしはというと、眼はともかく、TVを見てると
ついついお菓子を食べちゃうのが問題なんですが…。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お正月

2007-01-03 13:11:44 | 日々

暮れにおせち料理のことを書いたので、
そのつづきから。

Mは「お正月」が好きです。
毎年11月ごろから、「あーもうすぐお正月だっ!」と言ってる。
(なぜだか「クリスマス」はとばして…)
暮れにはカニやらカズノコやら、みずから率先して買いこみ、
うれしそうにしています。

Mに「子どもの頃のおせちってどんなだった?」と聞くと、
お煮しめは鶏肉の入った筑前煮。
これは、お父さんが福岡の人だったからでしょうね。
それから、
きんぴら。ひじきの煮物。切り干し大根の煮物。

え、それ、おせち?
お惣菜じゃないの?

聞くところによると、M家のお正月は、
お父さんの仕事関係の来客が多くて、お母さんも忙しく、
どうやら子どもたち(Mは4人きょうだいの3番目)まで
手が回らなかったようなのです。
だから大鍋に煮物をいっぱいつくっておいて、
てきとうに食べなさい、ということだったのね。
それと、みかんが箱ごと、食べ放題。
お年玉をもらってプラモを買いに行く。
叔父さんが来て映画に連れて行ってくれる。
そういうのが楽しかった思い出みたい。

筑前煮だけ、わたしは真似して毎年つくります。
わたしのほうの実家のお煮しめは、
蓮根、たけのこ、里芋、にんじん、椎茸、こんにゃく、
すべて別々に煮てお重に詰め合わせるので、
きれいだけど、たいそう手間のかかるものでした。
(そのために台所には鍋がやたらたくさんあった!)
ひと鍋でつくれる筑前煮は簡単で美味しいし、
あたため直しもらくです。
残ったらこまかく刻んで炊き込みご飯にしてしまいます。

これ、逆でなくてよかったと思うのですよね。
「ひと鍋派」から「重箱派」に転向するのは大変そうだもの。
あ、だけど、そうでもないかな。
それはそれで、けっこう律儀にやっていたかも。
うん、きっと、やっていただろうな…。


さんごさん、
「凍みこんにゃく」情報、ありがとうございます!
絶滅したと思っていたら、通販で入手できるのですね。
ちょうど母に会ったので聞いてみましたら、
まとめて買いこんだのを10年間くらいちびちび使っていたそうです。
なんと長もちする食材! (でも、ほんとに、味は、ないの!)
もとは父方の祖母の郷里(大津)のおせちだったみたいです。

今年は、おせちにうるさかった父もいないので、
「何もしなくていいお正月って50年来の夢だったわ」
と言う母を誘ってイタリアンのランチをしてきました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする