先週、googleのトップに「スメタナ生誕195年」と出ていて、久しぶりに「モルダウ」を聴いた。
わたしの音楽知識はほとんど小中学校レベル。
(高校では音楽をとれなかったのです。抽選にはずれて!)
耳にして懐かしい曲というのは、ほとんど「音楽鑑賞」の時間に古ぼけたステレオで聴いたものだから、グランドピアノや、黒板の五線譜や、壁に掲げられたバッハの肖像画などが、次々と条件反射的に浮かんでくる。
いまはもうないけれど、中学の音楽室の窓の外に、当時は川が流れていて、その向こうにはキャベツだか大根だかの畑が広がり、春になると紋白蝶がちらちらちらちら飛んでいた。
それがわたしにとってのモルダウ川である。
この曲は、オーケストラでも合唱でも好きだけれど、そういえば全体を通してちゃんと聴いたことがなかったな、と思う。
「わが祖国」というタイトルが邪魔をしていたのかもしれない。
「祖国」という言葉のあとには「~のために闘う」とか、主義とか運動とか労働とか…なんとなく重たくて埃っぽい集団的イメージがあって、どうも苦手だ。
ところが、googleさんの英語表記を見たら、「わが祖国」は「My Country」なのだった。
マイ・カントリー。わが故郷。わたしのふるさと。
あ、そうなの? と思ったら、長年の苦手意識が、雪が溶けるように消え去り、美しい風景があらわれた。
そういうわけで、いま聴いているのが、スメタナ。
机の前のちっちゃい(一応ステレオ)スピーカーで鳴らしている。
わたしはピアノやボーカル曲が鳴っていると文章が書けないが、オーケストラやヴァイオリンならけっこう書ける、ということがわかった。
ある日の朝。山が霧につつまれている。
南向きの斜面にたくさん咲いているタチツボスミレ。
本日のにゃんズ。
コマちゃんが隠れて狙っているのは…
真鈴おばちゃんかな。
それとも…
クレ兄ィかな。
隠れてるつもりらしいけど、丸見えだよ。
雨のあとのデッキは足跡だらけ。
本日の「いいね」…ではないけど
Tančící dům v Praze
チェコつながりで。(つながってません・笑)
プラハで最も醜悪な建築だと誰かが書いていた。
他を知らないから「最も」かどうかわからないけど、わたしはきっと誰かがCGで作ったに違いない!と思い、念のため調べたら実在していたので驚いた。
フレッド・アステアとジンジャー・ロジャースのダンスシーン(ってどういうの? こんなの?)を表現してみたんだとか。
中はホテルやレストランやギャラリーになっているそうです。