昨年は1本の茎に10こも咲いて、とても豪華だった。
今年はなぜか花は1つだけ。そのかわり、根元に細い茎が7、8本出ている。もしかしたら、この中から後継者が選ばれるのだろうか。
雨がやんで、久々に日が照る。わっとセミが鳴き出した。梅雨は明けていないが、そういえば、もう夏だ。
古い歳時記の7月のところをめくっていたら、「牛冷やす」「馬冷やす」から「箱釣」「起し絵」「水狂言」「涼み浄瑠璃」などなど、知らない言葉がたくさん出てきて、わあ、と思う。
古いとはいえ、これは戦後の版だけれど、「瓜番」とか「水喧嘩」なんて、実際にはいつ頃まであったのだろう。
「マスク」は冬の季語である。まさか真夏にみんなマスクをすることになるなんて、数か月前は誰も予想していなかった。
わたしは三日か四日に一度、買い物に行くときにマスクをするだけで、それも行き帰りの車の中でははずしてしまっているから、実際につけている時間は短い。一日じゅうマスクで働く人たちのことを考えれば、この程度で暑いなんて言ってはいけないと思う。でも、暑いですよねえ。
マスクをつけると、わたしはたちまち眠くなり、頭がまわらなくなる。軽い酸欠状態かもしれない。それに、口を覆うと、会話をしようという気がまったくなくなる。もともと乏しいコミュニケーション能力が限りなくゼロに近づく。マスクをしてもふだんどおり喋れる政治家などはたいしたものだと思う。
ウレタンや伸縮素材でできた立体マスクをしている人が増えた。機能的にはすぐれているのかもしれないが、なんとなく水着を連想してしまい、オバサンにはやや気恥ずかしくて使えそうにない。
「簡単で涼しいマスク」と教えていただいて、こんなのを作ってみた。
右の青い油揚みたいなのが、縫ったままの状態。ゴムを引くと、たちまち左のように立体的になる。テキトーなギャザーがふわふわと柔らかく、口元に余裕があって呼吸もしやすい。
左のエスニック柄で作ったら、なんだかアジア系の盗賊みたいになったので、もうひとつは薄手の藍染のハンカチで。直線で4本縫って、くるっと裏返すだけ。ミシンより手縫いのほうがふんわりできて良い。
見た目がおいなりさんみたいなので、「いなりマスク」と勝手に命名してみた。
本日のコマティキ。
相変わらず動物番組が大好き。
きょうは鳥さんがいっぱい出たので大興奮。
海鳥の飛び方が刺激的だったようで、最初から最後までずーっとこれ。
いまどきのTVは薄いので、コマちゃんがバシバシ叩くとぐらぐら揺れるのです。ひっくり返さないでおくれよ~。
つかれた。