東京で奏でたインスタントエモーションは儚く朽ちる世界が終わるのは確かにこんな夜だ心からの芯からの感情論がアメリカもぶっちぎるほどに走り出す人種をレースだと勘違いするような愚は犯さずにただただ歩き続けることまたもや開ける足元開けえごまラッキー、荒波かき分けて、今夜も希望のお通りだ書かなきゃならぬその必要性に 僕の身体は身悶える日本よ日本 心震わす感情を育てよ 育んだその情動で張りぼてをぶっ壊せ . . . 本文を読む
人は歴史を殺せる
寒さの密室で関係を断ち
寒さのココアで甘さに逃げる
夢見がちな瞳は暗い宙に不安げに浮いて
油の理想は臭い床の上に散る
利益を溢した財布の表情は曇り
新たに埋もれた憎しみの匂いは天空に舞った
了解のタイミングは世界の隅に追いやられ
太古より続く人の温かみは
いとも簡単に闇の彼方へ葬り去られる
そんな歴史を選んでいいの?
人は誰でも簡単に歴史を殺せる
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暗黒の告白を受け止めて利害の交錯を確認したら天空の孤独は過去へ崩れ去った夢見るバニーの作り物は値札を首から提げて不機嫌顔汚い愛はお好きですか?繁殖推奨のお国柄は未来永劫消えない見通し飛び交う嘘の群れるインタアセクションに立ち朝靄と戯れて逝くそんな世間を呪って歩くそんな世界を探って孕む楽天的な死体愛好家の香りを払って闇をゆく 払って闇をゆく . . . 本文を読む
ロックンローラーが地球を回す酢で締めた餃子は、吻を楽します風穴見つけて喜ぶおいらは風より早くバターを溶かす甦るあの日の火星まぶたに焼きついた卵の郷愁火傷のような思い出に瘡蓋のような君の泣き顔遠くの冬に投げてやれ 遠くの冬に投げてやれ朝が来ないと嘆く前に暖炉の焚き木を燃やすんだ話はきっとそれからだ 話はきっとそれからだ それから俺にピーナッツバターを取っておいてくれ!だがしかし、君と . . . 本文を読む
泣き言もいろいろあるだろうけどとりあえず深夜の戸は閉めておく寒い風が入らないように閉まってない風呂場の湯せんは明日のために閉めておく冬の寒さがそろそろ来る白鳥がひゅーと空を飛ぶラーメンをあなたと食べたいうーめんたんめん担々麺虎視眈々と月を見るミステリアスな夜風に続いて風車は回る幾千年も旅の疲れを労るように君朗らかに風を纏う 君朗らかに風を纏う時は風幾千年も重ねた末に君の笑顔にたどり着く君の泣き言も . . . 本文を読む
目を明けかくて理解の花園は三千光年先で風に揺れた助けて 助けて でもその前に自分の立ち場を揺るぎなく定めて 時折、目を閉じては開ける儚い刹那に、不敵に爆ぜる現実怖さを消し去って、何億光年の彼方へ。光の闇は、僕に語りかける、愛を呼ぶのはあなたの自由だと忙しい淡いサイダーの泡立つ夕暮れに恋の発芽は訪れる暗闇の物語は、いつまでも終わらない。終わらない。日本語を書く自由は、手をかざした太陽の向こう、瑞々 . . . 本文を読む
穏やかなリビドー溢れながら朽ちる瞳の夕焼けに、ささやかなレクイエムを下さい痺れ果てた欲望の残骸に、力なく対抗する夕べ溶け去るなら、明日の海辺に威張るなら、宇宙の床の間に 叫ぶなら、理解の断崖に 立てよ 並々ならぬ覚悟を持って . . . 本文を読む
ひんやりと突き刺す皮肉、鯨の肉は悲しみを匿ったひとり過ごす夕闇の立ち上る白飯の湯気限りない午後の思索に、問いかけをやめない深夜すべては心の赴くままに、理解のために費やす時間ままごとはここらで終わり世界のやるせないムードに氷の板を割るような一撃を与え深夜はかたちなく無に溶けていこうとする . . . 本文を読む
いつの間にか駆け出していた僕らの世界 抽象の湖面に刻んだ遥かな願い思いは波紋のように世界に広がり今日私は私になりますそうして私になることの繰り返しタンゴを踊ってすかさず単語を覚え田んぼを超えるああ自由の夕暮れが僕を切り取る 素敵なイメージ あのグレーが僕のなかに透き通るラッキーカラーを覚えないまま まぶたを閉じて 宇宙の彼方にイメージする夢は雪山の凍土のように 心の地中にいつまでも埋めるように地平 . . . 本文を読む
明日あなたに会ったら何を言おうか午後のありふれたティータイム探していた言葉は紅茶に溶け出した何も浮かべない紅茶の液体と空間の境界線に踊る熱量喉元過ぎれば忘れる痛み?いやいやあなたと過ごす午後の痛み 共に味わいたいでもそのうちそれも砂糖に紛れて柔らかくなるよ . . . 本文を読む
トゥキディデスが
築地に居ます
ああ何を今さら、
韻とダジャレの違いが分からなくなって
格好がつくのとつかないのの中間に居る我はまだ
意味伝達の素人だ
日々練達の繰り返しの
成果はいまだ闇の中
遠く宇宙の黒の向こう
もう一つの光に出会うまで
とりあえずやめられない
自己模索
世界は今だ
朝ぼらけ
雁も往き来ぬ
心象風景
調整未遂の我は忽ち
街の中
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アサシンで
朝死んだ
男前って
誰だっけ?
磯野カツオの振りした
かつおのふりかけ掛けた母親
今いずこ?
さっぽろで一番食べられた
サッポロ一番は何だろう?
さあ知らんねと言われるところが関の山だと知ってても……
登るのだけはやめられない(笑) . . . 本文を読む
チョコっと
話しを聞いてくれよ
言いたいことは
月夜の晩に
いつも黙って
置いてきた
別に
意思は
月に届けたいわけじゃない
どちらかと言えば
君に届けたいんだ
今夜 君に上げたいのが
コーヒーかチョコか忘れたよ……。
君はいつもコーヒーにこだわりはなかった。
僕は、その点、いつも味を気にしていた。
この詩が
チョコからコーヒーに変わったように
手に . . . 本文を読む
荒くれ
金くれ
夕暮れ時
ボンクラ
枕の
鎌倉に
麻原
浅はか
朝まだか?
狸踊りの
腹音に
乗せて届ける
阿弥陀仏
ブツブツ交換したいなら
心身尽くして
言葉を磨け!
荒んだ心
さえずる男
まさぐる音を
聴くだけ野暮か?
長いだけの校長先生の話を聴かないように
誰がお経を聴くだろう? . . . 本文を読む
あの空
どれ程の青を抱えているのだろう?
ため息の 青
刺さる 青
育たない 青
見限る 青
眠らない 青
また 会おう
それが叶わない世界も当たり前
青さにからかわれた僕たちは
あくびをするのも忘れて
バタバタしていた……。
たまには、自らの気持ちを
あの空へ明け渡してみないか?
始まりはいつもこの手のひらからだって
あの遠い宇宙も
いつも . . . 本文を読む