水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

寒空の下の孤独

2013年02月14日 23時57分36秒 | 詩編
 耐え切れない孤独を  僕は抱えている     寂しさは  夜と共に膨れ上がり   月夜の下で  寒そうに縮こまる    旅の疲れが  否応無く僕の体を襲い  すぐに  眠くなる    形のない  希望を  くしゃくしゃに丸めて  ポケットの中に入れていた  朝は嫌いだ  なにもかも見えてしまうから . . . 本文を読む

迷い鬼

2013年02月14日 23時54分27秒 | 詩編
 そうだった  夢の中で夜は  寂しそうだった     ある  真夜中に  ホワイトチョコを  叩き割って  床に  ばら撒いた    さっきから  ぶつぶつと呟いている  男は  電車に揺られながら  瞳も一緒に  宇宙がうなだれるように  揺れている    「どうしたんだ?」  夢は破裂した    あそこに   眠っているはずの  君は  鬼? . . . 本文を読む

宇宙からの光

2013年02月14日 23時53分19秒 | 詩編
 今 輝く 夜空の星  遠い宇宙の彼方から  僕らのもとへ 長旅をしてくる  一筋の光    寂れた  街に降り注ぐ  その光は  確実に  僕の心を  鷲掴みにする    高速道路の  夢は  そんな寒い夜に  朽ち果てた . . . 本文を読む

単純さの有難み

2013年02月14日 23時52分29秒 | 詩編
 単純であることが  解になることが多い  どんな複雑そうに見える難題も  実はさもない一手で解決してしまうことが多い    僕らの人生なんて  まさにそうさ  無理難題をけしかけられても  それにはほほいと単純な解を与えてあげればいいのさ . . . 本文を読む

覚悟

2013年02月14日 23時51分19秒 | 詩編
 勇気を以ってして挨拶をしろ  言葉は、消耗して初めて全うなものとなりうる    五月雨を  隠した一人の僧侶が  言う    世界は  勝手気侭に姿を変えるものだと    どうしても  明かせない事柄があるなら  ごめんなさい と言え  何が出てくるか  わからないとしか言えないが . . . 本文を読む