耐え切れない孤独を
僕は抱えている
寂しさは
夜と共に膨れ上がり
月夜の下で
寒そうに縮こまる
旅の疲れが
否応無く僕の体を襲い
すぐに
眠くなる
形のない
希望を
くしゃくしゃに丸めて
ポケットの中に入れていた
朝は嫌いだ
なにもかも見えてしまうから . . . 本文を読む
そうだった
夢の中で夜は
寂しそうだった
ある
真夜中に
ホワイトチョコを
叩き割って
床に
ばら撒いた
さっきから
ぶつぶつと呟いている
男は
電車に揺られながら
瞳も一緒に
宇宙がうなだれるように
揺れている
「どうしたんだ?」
夢は破裂した
あそこに
眠っているはずの
君は
鬼? . . . 本文を読む
今 輝く 夜空の星
遠い宇宙の彼方から
僕らのもとへ 長旅をしてくる
一筋の光
寂れた
街に降り注ぐ
その光は
確実に
僕の心を
鷲掴みにする
高速道路の
夢は
そんな寒い夜に
朽ち果てた
. . . 本文を読む
単純であることが
解になることが多い
どんな複雑そうに見える難題も
実はさもない一手で解決してしまうことが多い
僕らの人生なんて
まさにそうさ
無理難題をけしかけられても
それにはほほいと単純な解を与えてあげればいいのさ
. . . 本文を読む
勇気を以ってして挨拶をしろ
言葉は、消耗して初めて全うなものとなりうる
五月雨を
隠した一人の僧侶が
言う
世界は
勝手気侭に姿を変えるものだと
どうしても
明かせない事柄があるなら
ごめんなさい と言え
何が出てくるか
わからないとしか言えないが . . . 本文を読む