水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

敗北を知って

2015年12月17日 06時37分40秒 | 詩編
 敗北を知ったときに  人は  自分の「生」を立体的なものとして観る事ができる  僕らが  わけもわからず  生きているその一瞬一瞬は  どんな思いを抱こうとも  それだけで無二の輝きを放つものなんだ  意味を追いかけ  疲れすぎた夜は  もうお休み    きっと  明日は  君にとって新しい  景色を運んできてくれるかけがえのない日なんだから . . . 本文を読む

僕以外の大切な誰かに

2015年12月17日 06時36分25秒 | 詩編
 あたふた  あばふは  僕の理性が君の瞼に  触れて  新たな  星の爆発を誘う  いきなり   声をかけられて  戸惑いながらも  ワクワクしちゃうような  君の  仕草  地獄にいくよりも  もっと大切なことを  探したい  皆死体  ああ僕は誰を想って死ぬのだろう?  . . . 本文を読む

和の導く解

2015年12月17日 06時34分45秒 | エッセイ
 われわれ日本人は  古来より「和」の精神を大事にしてきた    ある種の構造主義的な思想を  肉体的に再現し実践している民なのかもしれない  人間には  それぞれの分に合った仕事が割り当てられる  それは  儒教的な考えによるものだろうか  いずれにせよ「和」へと辿りつくまでは、  詮方なく「争い」が起こることもしばしばあっただろう    しかし「争い」は生活の質の向上のために  行われてき . . . 本文を読む

夜の暗さへ

2015年12月17日 06時33分49秒 | 詩編
 朝が来ることを拒むように  僕の意志は空しく部屋の空気を切り裂いた    最終的には  皹の入る屈強な意志も  宙へ還っていくように   僕は深く溜め息をして  その温い水蒸気の行く末を  思って  夜の暗さに逃げ隠れたんだ . . . 本文を読む