水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

未見を拓いて

2016年06月13日 23時36分07秒 | 詩編
 僕は明日
 未見の
 暗黒のなかへ飛び込もう
 
 その夢のなかで
 僕は
 いったいどれくらい
 跳ね回れるだろう?

 探していた
 ひと掬いのアンサーも
 見えない欲望と渦になって
 未見の明日に紛れて
 とぐろを巻いている

 夢果てるときあろうとも
 きっと消えない閃光がある

 彷徨うなかで
 手に入れるイシの欠片たちは 
 ときに宇宙で煌めいて
 暗黒の僕の視界を照らす
 明りとなる

 枕元で朽ち果てそうな
 切ない想いも
 連なるだろうか?
 明日の朝へと……
 僕の語る理想の世界へと……

 眉間を開いて
 旅立つ向こうの
 霧立つ向こう側の世界へ
 その彼方の国へ
 未見の明日へと
 旅立つのは今だ

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