水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

増える不得手な要素を数えて

2017年06月07日 02時56分28秒 | 詩編
ロクでもない
擦過傷を
首輪で付けた

凛とした香りを纏わせて
君は夜道を歩いていた

名無しのままで
作家の賞を
押しいただいた

烈火のごとき議論を喚んで
タイマー片手に夜を読了した

理解からは
程遠い海岸で
一枚の絵画を描いた
別離するのは
きっとそれからにしろよ

真っ白な夢想を濡らして
君は黙って夜空に翔けた

合掌!

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