水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

日常の終末

2016年08月14日 22時29分29秒 | 詩編
 日常のささやかな揺らぎを
 瞼に浮かべてまどろむ君
 
 その時世界が終わるけど
 何でもないよと音が別れる

 風の戦ぎにうろたえる僕も
 君のあくびに恋慕をする

 時の移ろいを掬いあぐねど
 溢れる記憶をまたも零して

 夢で見たよな暗黒の細部へ
 感覚ではつかめない妄想を 
 泥に溶かして潰えさせたんだ

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