架空の卓袱台を引っくり返した暁に
凍りついてしまった天国の陰で
興った帝国の狂気がぐるぐる回る
繰り返し唱えられる念仏の
果てしない悪戯に辟易しちまう
僕の純情
は
宇宙を鮮やかに彩り
リベラルな主張を
掌に握り締めて
汗水垂らして
鬼の放屁を
片言で蹴散らす
澄んだ悲しみの亡骸というやつは
いつまでも透明な憎悪を仕舞っているので
僕は慎重にその棘を少しずつ取り除くことに没頭して
ゆうげの支度の煙に不意に咽て
遠く離れていった理想の軌道を目で追いかけた
ああ あれは過去を乗せた流れ星だったんだ
夢現の僕の枕に今日も遠慮なく落下してきては
今宵も夕顔の花の盃を手にする聖霊と
僕は密やかに互いの耳元で囁きあった
開かれようとする眼(まなこ)の重みを
僕は部屋の暗中で感じるがままに感じていた
凍りついてしまった天国の陰で
興った帝国の狂気がぐるぐる回る
繰り返し唱えられる念仏の
果てしない悪戯に辟易しちまう
僕の純情
は
宇宙を鮮やかに彩り
リベラルな主張を
掌に握り締めて
汗水垂らして
鬼の放屁を
片言で蹴散らす
澄んだ悲しみの亡骸というやつは
いつまでも透明な憎悪を仕舞っているので
僕は慎重にその棘を少しずつ取り除くことに没頭して
ゆうげの支度の煙に不意に咽て
遠く離れていった理想の軌道を目で追いかけた
ああ あれは過去を乗せた流れ星だったんだ
夢現の僕の枕に今日も遠慮なく落下してきては
今宵も夕顔の花の盃を手にする聖霊と
僕は密やかに互いの耳元で囁きあった
開かれようとする眼(まなこ)の重みを
僕は部屋の暗中で感じるがままに感じていた
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