チエ:「ミノルっち、ありがとね。えみ子ちゃんにも声かけてくれたんだね。連絡先、誰が知ってたの?」
ミノル:「美穂子だ!」
チエ:「ああ、やっぱりね。美穂子なら知ってると思った・・・」
みつお:「えみ子って、誰だぁ?」
きぬ:「ほらー、いたじゃん!5年生の時、転校しちゃった、信金の支店長の娘でさ~」
みつお:「そんな子いたかぁ?」
美穂子:「ほら、色白でポチャッとした可愛い子。ミノルっちの家の近くの高台の家にさ、みんなで遊びに行かなかった?」
みつお:「ああ~~、いた!いた! 思い出した。オレ、あいつんちで、スイカ喰ったよ。」
チエ:「私は今でも覚えてるよ。えみ子ちゃんちで、ケーキごちそうになったこと。
あの頃、ケーキなんて、クリスマスくらいしか食べられなかったじゃない?
それを、5~6人で遊びに行ったんじゃなかったかな?
1個ずつごちそうになったの。私、えみ子ちゃんって、お嬢様なんだぁって思った。」
ミノル:「んだ、あいづは、おじょうさまさ。
俺、あいづんちで、初めてインスタントラーメンを丸ごと1個喰ったもんなあ。
あれは、忘れらんになあ。」
美穂子:「いつもかわいい洋服着てたよねぇ。
あたしたちなんか、田舎の子って感じだったけど、一人だけ、あか抜けてるっていうの?
都会の子みたいだったよね。」
チエ:「ねえ、小木先生のこと、最初にオギジジイって呼んだの、えみ子ちゃんだよね?」
きぬ:「小木乞食って、あだ名付けたのも、えみ子ちゃんじゃなかった?(笑)」
チエ:「今回も、参加できなかったね。忙しいのかな?」
ミノル:「いや・・・・・、覚えてねえんだとさ。あの頃のことは、全然覚えてないって言うんだ。
だから、悪いけど、出席できないって返事があった。」
チエ:「・・・・・ 」
私たちの思い出の中で、えみ子ちゃんはこんなに生き生きと輝いているのに、えみ子ちゃんの思い出の中に私たちはいなかったのだ。
ちょっぴり残念な気がした・・・
ミノル:「美穂子だ!」
チエ:「ああ、やっぱりね。美穂子なら知ってると思った・・・」
みつお:「えみ子って、誰だぁ?」
きぬ:「ほらー、いたじゃん!5年生の時、転校しちゃった、信金の支店長の娘でさ~」
みつお:「そんな子いたかぁ?」
美穂子:「ほら、色白でポチャッとした可愛い子。ミノルっちの家の近くの高台の家にさ、みんなで遊びに行かなかった?」
みつお:「ああ~~、いた!いた! 思い出した。オレ、あいつんちで、スイカ喰ったよ。」
チエ:「私は今でも覚えてるよ。えみ子ちゃんちで、ケーキごちそうになったこと。
あの頃、ケーキなんて、クリスマスくらいしか食べられなかったじゃない?
それを、5~6人で遊びに行ったんじゃなかったかな?
1個ずつごちそうになったの。私、えみ子ちゃんって、お嬢様なんだぁって思った。」
ミノル:「んだ、あいづは、おじょうさまさ。
俺、あいづんちで、初めてインスタントラーメンを丸ごと1個喰ったもんなあ。
あれは、忘れらんになあ。」
美穂子:「いつもかわいい洋服着てたよねぇ。
あたしたちなんか、田舎の子って感じだったけど、一人だけ、あか抜けてるっていうの?
都会の子みたいだったよね。」
チエ:「ねえ、小木先生のこと、最初にオギジジイって呼んだの、えみ子ちゃんだよね?」
きぬ:「小木乞食って、あだ名付けたのも、えみ子ちゃんじゃなかった?(笑)」
チエ:「今回も、参加できなかったね。忙しいのかな?」
ミノル:「いや・・・・・、覚えてねえんだとさ。あの頃のことは、全然覚えてないって言うんだ。
だから、悪いけど、出席できないって返事があった。」
チエ:「・・・・・ 」
私たちの思い出の中で、えみ子ちゃんはこんなに生き生きと輝いているのに、えみ子ちゃんの思い出の中に私たちはいなかったのだ。
ちょっぴり残念な気がした・・・
ミノルっちから、「覚えていない」と聞かされた時は、ちょっとショックでした。
でも、きっと彼女は転校先でたくさんのかけがえのない思い出を作ったと信じます。
どうしても連絡先のわからない人がいます。
だいじな時間を共有した
だいじな仲間たち。
早く早くいっぱい会っておかなくちゃ。
えみ子ちゃん、
笑顔で過ごせていますように。