昨日、市営プールの前を通りかかったら、水着を持った子供達が、残念がっていた。埼玉県ふじみ野市での水死事故の余波がプール閉鎖に及んだ。
人命にかかわる出来事なので、安全点検のために休業もやむを得ないと思いがちだが、とんでもない。もとを糺せば、日頃、注意を払って置くべきことを放り出しておいて、調べてみたら危険なのでプールを閉鎖しますでは、今まで危険を承知で開放していたことになる。それが全国で1,900箇所もあるとは。
子供達の楽しみを奪うような事態を一刻も早く解消して欲しい。出来れば、大掛かりな故障修理は、シーズン終了後に回し、次善の策として、給排水口付近にフェンスを張って近づかないようにしたり、監視員をそこに配置するなど考えるべきだ。
プールでの事故原因は、「おぼれる」「飛び込む」「吸排水口施設」の三つ。この機会に、子供達にプールでの安全意識を植えつけるためにも、ピンチをチャンスに転換する発想が必要だ。更には、プールに限らず、公的施設の所管官庁が異なる(文科省・国交省・厚労省)管理方法そのものを抜本的に見直す必要性を感じて貰いたい。