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時悠人chosan流処世術

★青春の象徴:真夏の甲子園

2006-08-21 09:36:52 | スポーツ

 今年の高校野球甲子園大会は、数多くのドラマと感動と勇気を与えてくれる。早実・駒大苫小牧両校による決勝戦は、延長15回を戦って決着がつかず、今日の午後、再試合が行われるが、どちらにも勝たせたい気持ちだ。

 ほかにも、準々決勝での智弁和歌山vs帝京戦の死闘は、見ていて息苦しくなるほどだったし、初出場の鹿児島工業高校の快進撃も目を見張るものだった。まさに息詰まる熱戦の連続で、若者のひたむきさがヒシヒシと伝わってきた。応援する側にも、出場校に対する思いが人それぞれにあり、その思いが、野球を通じてさらに盛り上がる。日頃、国歌や校歌を歌わない人達でさえ、自然に口ずさむ光景は実にすがすがしい。

 私も地元金沢高校が負けたあとは、知人が八重山に移住したこともあり、沖縄代表の八重山商高を応援した。毎年、台風の被害に遭うし、練習試合の相手にも事欠き、本島まで往復すると旅費だけで数万円の負担を強いられる劣悪な環境下での健闘だった。

 高校野球を観ていると、プロのような高度なプレーだけが感動を呼ぶものでないことを実感する。勝負や個人記録を超越し、チーム一丸となってベストを尽くす純粋さは何ものにも代えがたい。根強い高校野球ファンが多い理由が分かる気がする。今の大人たちが忘れている素直な心、純粋さを彼らがプレーを通じて示しているようだ。