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時悠人chosan流処世術

★ゆく年

2016-12-29 09:20:16 | 日記・エッセイ・コラム
 2016年の漢字一文字「金」に抵抗を感じていたが、金メダルラッシュの「きん」ではなく、「かね」と読んで、抵抗がなくなっだ。

 「かね」の震源地は、東京。東京都知事選の争点となった金銭問題やオリンピックの競技場建設資金、更には、競技場仮設費用等々、すべて「かね」にまつわる問題だ。

 しかも、小池都知事が、首都圏の自治体に応分の負担を押し付けようとして、猛烈な反発をくらった。東京五輪の名前を返上するなら別だが、招致活動を推進した東京都が、最終的な責任を負わない限り、本件は落着しない。

 オリンピックの経済効果を一番、享受する東京都のリーダーが、他人のふんどしで相撲をとるような姑息な言動を慎むべきだ。東京都のインフラ整備を含めた国の負担額は、全国民の税金であることを忘れないで貰いたい。

 「所詮は、金目の問題でしょ!」発言で、ひんしゅくを買った大臣が、改造内閣で返り咲いたということは、総理の腹の中も同じ証拠。
基地移設問題で、国に逆らう沖縄県の地域振興予算を減額した意趣返しも、地獄の沙汰も金次第ということで、除夜の「かね」で締めたい。

 次回更新は、1月4日の予定。