プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★オリンピックの意義

2016-08-20 08:31:54 | 日記・エッセイ・コラム
 レスリングの吉田選手が、銀メダルを獲得しながら、号泣したシーンを直視出来ず、改めてオリンピックの意義を考えこんでしまった。

 メダル獲得ではなく、その色が問われる競技と、予選敗退でも喜色満面の競技との落差は何なのか。素朴な疑問が消えない。

 一方、開催の度に繰り返される競技種目の変更・追加や誘致活動の不正工作問題。また、競技別の世界大会が乱立する中で、プロ・アマの参加資格問題等々、政治的な色彩を払拭出来ない。

 オリンピックは、「平和の祭典」としての象徴的なイベントだが、1896年の第1回から連続参加している国は、ギリシャ、イギリス、フランス、スイス、オーストラリアの5カ国だけというのも、それぞれの国が色々な問題を抱えている証左でもある。

 オリンピック期間中の停戦合意が無力な状況下にあって、10人の「難民選手団」が参加出来たことは意義深い。戦争の歴史と決別し、真の世界平和が実現する日が、きっと訪れるとの希望を消さないためにも、聖火をリレーして行く必要があるのかもしれない。

★安倍外交の真髄って?

2016-08-18 16:39:46 | 日記・エッセイ・コラム
 女子レスリングで、3階級金、男子卓球団体で銀と、日本選手が大活躍するニュースが相次ぎ、政治問題は影が薄くなりがちだ。

 しかし、政情不安定では、オリンピックの開催も危うくなると承知すべきで、日中韓関係に気をもんでいる。

 15日「終戦の日」に、韓国の与党議員団が、竹島に上陸した事件は、従軍慰安婦問題で、日本政府が10億円の基金を支出し、日韓関係改善の兆しがあると報じられた矢先のこと。

 長年にわたり、実効支配を黙認して来た政府には、尖閣諸島同様、本気で解決する気が無いと思われる。

 また、オバマ大統領が、「核の先制不使用」を検討していることに対し、安倍首相が「北朝鮮に対する抑止力が低下する」として、反対意見を伝えたニュースは、もっと深刻だ。

 日本の安全保障の根幹は、アメリカの「核の傘の下」であるにせよ、日本政府が、「核兵器の無い世界」実現に向けた動きを阻むのは、唯一の被爆国のとるべき態度ではない。

 核拡散防止条約(NPT)で核兵器保有が認められている5カ国の中で、中国だけが先制不使用を宣言していると言うのも、現実。

 
★chosanの戦後70年談話
 8月14日午後6時、「戦後70年の首相談話」を聞きたくないので、テレビを消して、夕食をとった。 翌「終戦の日」に、新聞で談話全文を2,3回読み返したが、社会科の教科書のようで......
 リオ五輪のTV視聴率が高いのは、理解出来るが、安倍内閣の支持率が高い理由が分からず、戸惑っている。

 次回追う新は、20日の予定。

★借金は孫任せなら気楽な人生

2016-08-17 10:26:54 | 日記・エッセイ・コラム
 お盆に、子供が孫を連れて帰省した家庭の光景は、ジジババが、孫の相手役で、両親は骨休めといったところか。

 久し振りの再会に、ジジババの財布の紐も緩もうと言うものだが、精一杯、孫奉公をしておかないと、罰が当たるというもの。

 ついては、安倍総理は、消費税の増税時期を2年半先送りした。当初案からすれば、4年の先送りになった。

 消費税の増税は、社会保障の充実に充てることになっていたのに、先送りして、一体どこに埋蔵金が眠っているのだろうか?安倍総理は、財政再建を行う気は無いと考えるのが自然だ。

 しかし、家計のやりくり上手が揃う財務省官僚達は、赤字国債を発行しなくても、奥の手を持っている。アベノミクスの成果だと称して、失業率低下による雇用保険積立金やマイナス金利で国債の利払い費が減少する分を財源確保に充てる仕組みだ。

 いずれにしても、国家財政の赤字を厚化粧で隠しても、孫やひ孫の世代に借金のつけが回ることだけは、覚悟しておいた方がよい。

★悪夢:伊方原発も再開

2016-08-16 08:37:39 | 日記・エッセイ・コラム
 8月12日、伊方原発3号機が再開した。東日本大震災後、新たな原発の規制基準のもとで、再稼働した原発は、5基だが、福井高浜原発が運転差し止めの仮処分を受け、停止中なので、川内1・2号機に続き、3基目となった。

 「国が安全を保証する」ことを金科玉条とし、原発マネーが、立地自治体の財政に及ぼす効果に関心が集まる。危険性が二の次になりがちなのも、中央重視による地方財政の疲弊が原因。

 政府や電力会社は、原発の必要性について、一貫して、電力不足のカバーとコスト面での優位性で説明して来た。

 しかし、エネルギー政策として、100万分の1であれ、1,000万分の1であれ、原発を運転し続ける限り、リスクに対する不安は消えない。

 ドイツの脱原発を巡って、「メルケル首相の英断ではなく、シュレーダー政権時」との記事もあるが、真偽は、この際、どうでも良い。

 福島原発の廃炉への道筋すら示せないまま、新たな原発を建設中だが、時の流れを逆戻りさせることは出来ない。

 昨日15日は、71回目の終戦記念日。敗戦後の政府は、原発を平和利用する考え方を持ち合わせていただろうか。


★残暑の悪夢(完)⑤安全⇒暗然
 川内原発が再稼働し「臨界」状態に達した。「安保法案」も同様の展開で、いずれも、多くの国民の反対を押し切る、非民主的な蛮行だ。 安倍総理は、「原子力の平和利用」と「積極的平和主......

★子供を巻き込んだマネーゲーム

2016-08-15 08:31:34 | 日記・エッセイ・コラム
 政府が、タンス預金を狙って、2014年度から開始した「NISA」。今年、拡大して「ジュニアNISA」(20歳未満ひとり80万円)を導入した。

 同時に、成人の限度額が、ひとり100万円から120万円に引き上げられたので、夫婦と子供2人の家庭では、NISAの限度枠が400万円(120万円×2人+80万円×2人)と、一挙に2倍になった。

 金融庁の公表データによると、2014年12月末現在で、NISA口座開設数825万、購入額約3兆円。日本証券業協会数字では、2015年12月末で、累計購入額が、ほぼ4兆円になっている。

 ジュニアNISAは、今年1月にスタートしたばかりなので、6月末で、開設口座56,000、購入額61億円程度だが、資金の出し手に制限がないので、今後、さらに増加する可能性がある。

 一般家庭の金融資産は、圧倒的に預貯金が多いので、利子を上げれば全国民が潤うのに、株式投資の非課税枠を増やす狙いは、、、?


 
★残暑の悪夢④愚策2題
 経済成長一辺倒で、財政収支に無頓着な政府の愚策が目立つが、その中から身近な話題を二つ。 ①「プレミアム商品券」  「地方創生の起爆剤」と位置付けるが、その原資  は、2,......