プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★子供心の機微

2018-05-21 09:07:09 | 日記・エッセイ・コラム
 19日の朝、孫は、いつもより早く起きて来た。出発が遅れた父親を小松空港へ迎えに行く日だった。

 到着ロビーに父親の姿を見つけると、飛び跳ねて手を振り、再開の喜びを全身で表現していた。

 親子三人でハグする姿を、離れて見つめながら、妻と「顔を見て、学校の不安と緊張から解放され、嬉しかっただろう」と、幼子の気持ちを推し量った。

 ジジババは、遊び相手にはなっても、親の代用を出来ない。これで、我が家には、親子三代が揃い、月末まで賑やかになると喜んでいる。

 昨日まで、台所の手伝いや掃除・洗濯一切押し付けられ、「孫置いて 娘帰れと 妻の愚痴」だった我が家の空気が、一変。今朝から、優等生に豹変した娘の「打算?or甘え?」に、妻は呆れている。(^_-)-☆
 

★子供の知恵と工夫

2018-05-20 08:54:52 | 日記・エッセイ・コラム
 孫の登校5日目。すこし雰囲気に慣れたようで、昨日は、スプーンで給食を全部食べたと聞き、「お箸を使えれば、もっといいね」と、ジジババで褒め上げた。

 夕食後、私と孫で、箸を使ってゲームをすることにした。豆菓子10個を大皿にいれ、割り箸で小皿へ移した数だけ、食べて良いルールだ。

 エサにつられて、口のへの字にしながら、悪戦苦闘していたが、片手で上手くいかないと分かると、両手で箸を一本ずつ持ち、クレーン車のように両側から挟んで持ち上げて、移し替えに成功した。

 思わず笑ったが、本人は真剣そのもの。何度か繰り返すと、片手の方が速いと分かったようで、一人で練習し始めた。こうなれば、しめたもので、妻が、横で気付いたことを助言すると、遂に要領を掴んだ。

 勿論、豆菓子の大半は、孫のお腹に収まった。あとは、実践を重ねるだけで、娘の責任範囲だが、「私が、教えようとしても覚えない」と愚痴った。が、私は、教え方の工夫が足りないのだと言いたかった。

 「何時までたっても、子供は子供なのかなぁ」と、妻に言うと、「冗談じゃない」と怒ったが、子供教育には根気と工夫が大切だと、娘に自覚させたかった。

★子供の見方に、、

2018-05-18 08:45:36 | 日記・エッセイ・コラム
 登校四日目。孫は、帰宅するなり、冷蔵庫に直行し、アイスクリームをほおばった。

 食べ終わると、「疲れた」とため息をついたので、理由を訊くと、運動会の練習で、徒競走やサッカーなどで活躍したらしい。

 「ボク、2番だった」、「23ゴールした」と胸を張った。23ゴールは眉唾だが、徒競走の2位はパースでも速い方なので、褒め上げた。

 娘によると、いつも帰り道が一緒の子が1位になり、「お前、速いなぁ!」と言ってくれたのが、嬉しかったようだ。

 「外国人だからかなぁ!」と、首をかしげていたと聞き、子供らしいストレートな表現で、愉快だった。

 しかし、外国人に対する大人の外人コンプレックスが、子供の見方に影響しているとしたら、好ましいことではないと、いつものひねくれジジィに戻った。

★子供の世界

2018-05-17 09:24:32 | 日記・エッセイ・コラム
 登校三日目、校門で泣きそうになった孫に、同じクラスの男の子が「あれっ!ジャック君、今日は泣いていないんだ」と、声をかけて、一緒に教室へ向かったと聞き、「案ずるより産むは易し」かと感心した。

 隣りの席は、おしゃまな女の子で、先生の言うことが理解できないでまごついていると、教科書のページをめくってくれたり、親切に接してくれ、あり難い。

 子供たちの世界は、年寄りが心配するよりも、自由闊達で、言葉の違いなど無縁なようだ。

 そして、一切、手をつけなかった給食をほんの少しだけだが、食べたそうだ。孫は、納豆やギョーザだと、大人よりもたくさん食べる。日本人の血が半分混じっているので、変な外人でもある。

★ジジババと母親の教育方針

2018-05-16 08:07:09 | 日記・エッセイ・コラム
 昨日の朝、孫を学校へ送り届けた娘が帰宅したのをみて、「一人置いてきたの?」と尋ねた。

 「うん、校門の所で」と言うので、「昨日、心細くて泣き止まなかったんだろう」とたしなめると、「どこかで踏ん切りをつけないと、いつまでも甘えるから」と、平然と答えた。

 校門が近づくと、おじけづき、玄関で泣き出したが、「ほかの子もひとりでしょ!」と言い残して、帰って来たと言うので、そのドライさに驚いた。

 娘は、孫の下校時間に迎えに行き、同じ方向の友達と一緒に帰って来た。学校の様子を知りたかったが、孫が説明出来るはずもなく、「泣いたの?」、「うん」とちぐはぐな会話を交わした。

 しかし、夜、ひらがなの練習をして、今朝、元気に登校する姿を見て、妻と二人で、動物園やいちご狩り等に連れ行こうと相談していた私の教育方針は、軟弱だったようだと反省した。