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自分が年増に感じられた時

2014-10-04 10:52:19 | 日常

やんごとない身分の方が大学を退学され別の大学を目指されていると
ニュースで聞きました。他大学を目指される理由については、
いろいろな情報が流れているけれど、ティーンエイジャー最後の2年を
振り出しに戻してまでも、新しい学校に入学し直す決意は、生半可な
気持ちではできないこと。新たな進学先で才能を花開かせて頂きたいと
思います。

 実を言えば、コロ子も意に沿わぬ大学に進学してしまい「これでいいの
だろうか、別の道があったのではないか」と、入学後もずっと居心地の
悪さを感じていたことがあります。中途半端な気持ちで勉強もおざなり
になり、1年の必修科目=第二外国語の単位を落としてしまいました。
2年時に再履修をしましたが、またもや「不可」。3年時で再々履修を
する羽目になりました。3年にもなってドイツ語の辞書を持ち歩いていた
私は、同級生から「独文科だったっけ」と笑い者にされ、これだけ
でも凹むところへ、何よりも身にしみたのが、自分が18歳の子たちに
囲まれて、えらく「年増」に感じられたことです。80歳と82歳なら
そんなに違わないのだけど、18歳と20歳の差は大きい。これをひしひし
と感じた時「自分はここで頑張るしか道はない」と諦めがつきました。
それからはアルバイトも止めて、勉強に身を入れました。
なんとか大学は4年で卒業、2年間勤めた後、飼い主に拾ってもらい
ました。普通ならこれで「めでたし、めでたし」となるところですが、
飼い主が(あろうことか)ドイツの大学に留学することになり、コロ子
も同行して2年間彼の地で暮らすことになったのです。
学生時代苦労したドイツ語に実生活でも苦労させられることになるなんて、
全く予想外でした。人生はおもしろいものです。

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