先月行われたショパンコンクールで、本選まで残られた
ただ一人の日本人ピアニスト、小林愛実さんが、MBS
の『情熱大陸』に出演されていました。
小林さんは現在米国のCurtis Institute of Musicに留学中。
ショパンコンクールに向け、Meng-Chieh Liu教授の指導を
受けている様子が、放映されていました。
その中で、小林さんが言っていたことが、とても印象に
残ったので、メモしておきたいと思います。
「私はもともと弾き方を変えなきゃいけないと解っていた
けど、その弾き方を変えると、そればっかり考えちゃって
自分の音楽が失われてしまうことの方が怖くって...」
Meng-Chieh Liu教授は小林さんをこう指導していらっしゃい
ました。
「フォルテを胸から出すと力んでしまう」
「フォルテの時は 腹を強くして椅子に抗力をかけて座ること」
「椅子を押す感覚です」
「すると もっと大きな筋肉を使います。背中と三頭筋を
使って欲しいのです」
