第10話 さようなら、カン・フ
「カン・フまた会おうぜ。俺たちはいつでもお前の味方だからな。」

頼りにしていた店長に母の事件に関する調査を断られるフ。
店長は、たとえ今までの見解とは違った真実があったとしても、
それを守れる力がなければなんの意味もないと言う。
固く閉ざされた皇室の人々の口は重く、
時の経過と共に彼が選ばねばならない道は輪郭を顕わにしてくるのだった。
皇太后は、フを慰めるためハン尚宮を説得し、
バイクや出前道具などフの昔の持ち物を返してやるが、
フは感謝しつつも今の自分には必要ない物だ、
その代わり別の特別な願いがあると皇太后に話す。
セリョンは、ジュンが危険で後悔するに違いない道を
敢えて行こうとするのが切ない。
しかしジュンはセリョンに、お前の力は借りないと言う。
二人の話を聞いたフはセリョンに、
自分が力が必要だと言えば貸してくれるのかと聞く。
総理の声明発表と同時に宮に押し寄せる宗親会。
ファインは皇太弟決定をせかす宗親たちを前に、
自分の即位7周年記念式の際に皇太弟を決定すること、
順位に関係なく資質を認められた方を選ぶと宣言し一同を驚かせる。
ヤンスニに「これからは他の女官と同じように接して下さい」って言われて、
ちょっと寂しそうなフです。
宮の中で普通に話せるのはヤンスニだけだったのに、
ヤンスニにそんなこと言われたら悲しいよね~。
フはハン尚宮と勉強の時に、母親の事件のことを尋ねるんだけど、
ハン尚宮からは何も教えてもらえず。
けど、ハン尚宮から、皇室の詳しい記録は皇太子になれば
見ることが出来ると聞いたのよね。
フはますます皇太子になれるよう頑張るのです。
ジュンの部屋を掃除中のヤンスニのところへジュンがやってきた。
宮に戻れた御礼を言うヤンスニに、
「パイプを外したのは自分じゃなくヨンソングンです」と言っちゃうの。
ヤンスニはビックリですよ。
けどジュンってば、フに「ヤン女官には秘密に」って言われたのに、
ペロっと話しちゃってね・・・
皇太后様は母親のことで元気のないフを喜ばせようと、
バイクやおかもちをフの部屋に戻すんだよね。
それを見たフは「もう必要ないから片付けて下さい」って。
カン・フではなくイ・フとして生きて行く決意をしたみたい。
イ・フとして生きて行くには、
カン・フだったころの友達と別れなければならないの。
皇太后様に頼んで、最後の宴会をするんだよね。
「俺たち、もう会えないのか?」と言われて、
何も言わずに繋いだ手をそっと話すフが切なかった・・・
ヤンスニは宮に戻ってこれた御礼を言うんだよね。
でもフってば、「もう話すことはない」って。
「何かあったの?」って聞くヤンスニに、
「勤務時間は過ぎていますからもう帰って下さい。ヤンナイン(女官)」って。
フの決意の表れかな?
ヤンナインには秘密にと言ったのに、
男同士の約束をなぜ破ったのかとジュンを責めるフに、
自分はヤンナインが好きだと宣言するジュン。
皇太子の地位も、ヤンナインのこともフェアプレイで
ヨンソングンと戦いたいときっぱり言い切ったよ!!
フは「皇太子のことは、正々堂々と戦いましょう。
でもヤンナインのことは心配される必要はありません。
昔は同級生でも、もう私の掃除女官に過ぎません」とこっちもキッパリ!!
フってばヤンスニへの想いを断ち切って、
母親の無実を晴らすために、皇太子になることだけを考えるんだね。
それだけ母親の存在は偉大ってことかしら?
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