クラブ・マナーズニュース

マナーズを巣立たれたみなさま、縁者のみなさまとつながっていたい!そんな私が月3回「0」の付く日にブログをアップします!

今回の科学の騒動から感じること

2014年04月10日 | その他
 やっと春爛漫、ですね。今年は思いのほか桜も長い間持ったように思います 昨日あたりでほぼ首都圏の小学校の入学式も終わりましたので、葉桜の下での記念写真・・・という悲しい思いをすることもなく、無事に全員が小学生になったでしょう

 今日は、極々個人的な思いを・・・
今回の騒動。私は問題発覚当初から、論点になっているポイント以外のことをずっと考えていました。
 それは、あの方のご両親のお気持ち・・・です。渦中にある我が子を、問題発覚以降、どんなお気持ちで見ていらっしゃるのでしょう。それを思うと、私自身、子の親として、身につまされます

 ただ。
国際的に権威のある科学誌に発表された時以降、私が何となく感じていたあの研究者への違和感・・・
 科学全般に疎い平凡な私ですから、そんなズレたところに思いがいってしまうのでしょうが・・・髪は実験には邪魔にならないのかなあ。今は気持ち良く食べるため、ラーメン屋さんにも、髪を束ねるための「ゴム」を用意しているところがあります ヒールは歩けばコツコツと鳴るし、一日実験室で履いていたら疲れるだろうなあ。あの大きなキャラクターが貼られているのは、冷蔵庫なのかな?皆と同じように白衣ではダメだったのかなあ。実験室でも、大きなアクセサリーは問題ないのかなあ・・・等々。
 女性として、すべてはメディアを意識したからこそのものだったに違いありませんが、私にはとても気にかかるものとして目に飛び込んできました そして、メディアを意識すればするほど、ああでないほうが良かったのではないか・・・

 両親にとって、優秀な子どもを持つことは、何と誇らしいことか 小学校の頃からお勉強の成績が優秀。多少の紆余曲折があったとしても、それは誰にでも起こること。万が一、受験等で挫折があっとしても、子どもが優秀であれば、それはかなり高次元での挫折であり、結果的にはそれをも凌駕する次のステップへと道は拓けていく・・・
 子を持つ親なら誰しも憧れる「優秀な子どもの親」
 ただ、もしそんなピカピカな我が子を持ったとしたら、謙虚な姿勢、というものの大切さを、小さな頃から切々と教えなければならない、と私は考えています

 以前、「1番でないとダメなのでしょうか。2番ではいけないのですか。」というようなフレーズが流行ったことがありますが、科学の世界では「2番」は許されないとのこと。常に「1番」を目指すことに意味があるのだ、ということを不勉強な私は初めて知りました
 研究者になることを目指され、立派に科学者になられたあの方は、常に一番を目指して日々精進し、努力を重ねられたのだと思います。すばらしいですね きっと、お辛いこと、歯ぎしりをすることもたくさんあったことと思います。もしかしたら、数少ない女性の研究者だからこそ経験する、人に言えないご苦労もあったことでしょうそんな立派な方だからこそ、残念でなりません・・・

 「謙虚さ」というのは、もしかしたら「一番を目指す」という思考や行為とは、対極のところにあるように思われるかもしれませんね。
 でも、私は「謙虚さ」とは人柄の中に備わるもの、身に付くものであり、その人の思考とは別次元に存在するものだと考えています。
 「謙虚さ」は、日本人の美徳でもあります
しっかりとした自分の意思を持ち、責任を持った行動が出来ることと、謙虚さは共存できるはずです。きっと、同じ優秀な人でも、謙虚さのある人とない人の言動や行動、立ち居振る舞いは違ってくるはず・・・

 記者会見に臨む紺色のワンピースは、お母様がお選びになったのだそうです。お母様は、どんな思いで苦境に立つ我が子の洋服を選ばれたのでしょうか

 ペーパー学習をすれば、なんでもハナマルをもらえる子。問題を解くために四苦八苦しているお隣の子に向かって「えー、なんでわかんないのー。簡単じゃーん」と言っている姿を見て、私は毎年、そういうタイプの子ども達に強くその行為を戒め、本当の優秀さとは何か?を説き続けます。
 だって、学校に入れば、やっぱり「100点」は満点。小学校入学以降、大学を卒業するまでの16年間、「100点」という点数で人は評価されるようになるからです

 謙虚さ・・・私は、守りたい日本のすばらしい文化だと思うのですよね・・・私のひとり言です。
 
コメント
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