最近の飯田下伊那地域の年間分娩件数は約千六百件程度で、最近数年間の年間分娩受け入れ数の内訳は、飯田市立病院が約千件程度、S医院が約四百件程度、H医院が約二百件程度で、現状のそれぞれの施設の受け入れ能力の限界に達してます。
ところが、最近、H医院が来年二月をもって分娩の受け入れを中止することを公表し、当地域の産科関係者の間に激震が走ってます。
飯田市立病院では、近い将来、地域の全分娩が集中する事態も想定し、分娩受け入れ数の更なる拡大に対応できるように施設を整備する計画を策定中ですが、現段階では分娩受け入れ数を現状以上に増やす余地が全くありません。
今、妊娠して産婦人科を受診し始めた妊娠初期の妊婦さん達の分娩予定日が来年二月頃なので、地域としてこの問題に今後いかに対応していくのか、早急に協議する必要に迫られてます。