Feb.13 2006 メルボルン・シドニー・東京

2006年02月14日 | 風の旅人日乗
2月13日 月曜日。

写真は、メルボルンをスタートするボルボ・オープン70クラスの6隻と、それを見送る観覧艇群。うしろにメルボルン市街が広がっている。

2月12日、ボルボ・オーシャンレースの参加艇6隻のメルボルン・スタートを見送った後、午後4時過ぎにマリーナに着くと同時に走ってメディアセンターに行って荷物を取り、予約していた車に乗ってメルボルン空港に向う。
予約していた便よりも一便早いシドニー行きの飛行機のチケットを取ることができて、それに走って乗り込む。これで、シドニー発成田行きの飛行機への乗り継ぎに間に合うことができそうだ。

格安の旅行代理店の若い担当者手配による乗り継ぎは、余裕1時間という荒っぽいアレンジだった。
シドニー空港は、国内線ターミナルと国際線ターミナルがかなり離れていて、しかもその間は、15分おきくらいに行き来するバスで移動する。

メルボルンからの飛行機が時間通りに着いたとしても、飛行機がゲートについてから飛行機を降りて、ターミナルの端にあるバスの発着所まで行くのに、早くても10分、遅いと15分はかかる。
国内線ターミナルで最大15分バスを待ったとして、それから15分くらいバスに揺られて国際線ターミナルまで行く。ここですでに成田行きの飛行機の出発まで残り15分だ。もう乗ってなければいけない時間である。

しかしここから、いつも長い行列ができているイミグレーションで出国手続きをしなければならないのだ。うーむ、到底間に合わない。
安いチケットを求める(ぼくもそうだけど)旅行客が増えて、安いチケットを売りにする経験の浅い旅行代理店が出てくると、こういうチケットを手配するようなところも増えてくるのだろう。

でも一便早い飛行機に乗り込んだので、これで大丈夫、シドニー空港では少し余裕を持つことができそうだ。
レース艇がスタートしていったポートフィリップス湾を右に見ながら上昇していく飛行機の中で眠りに落ちる。

夜遅いシドニー空港はなんとなく荒んでいる。待合席の椅子も汚いし、全体の清掃も行き届いていない。お土産屋の店員たちも、カフェテリアの店員も、なんとなく楽しくなさそう。お土産屋さんの日本人店員が、最近のシドニーの物価高や犯罪の多さなどに代表される住みにくさを問わず語りに話してくれる。そんな市内の雰囲気が、深夜の空港ターミナルにも反映しているのだろうか?

午後8時過ぎ、シドニーに満月が昇ってきた。
明日、13日の朝、成田に戻る。