月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
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胡弓を弾く天使

2014-01-28 08:45:08 | こものの部屋・別館

これはかのじょが描いた天使画です。ごらんのように、足がありません。かのじょはよく、こういう表現をします。
なぜと思いますか。

それはかのじょが、自分を肉体化することに難を感じていたからです。
かのじょは、人間になることが、苦手だったのです。

かのじょは人間よりも、植物の霊に近い天使です。ときに食欲さえ、理解できない時があったのです。

日を浴びるのが好きだった。雨の日には、水を吸える植物の喜びと同調していた。キョウチクトウの若木の素直な伸び方に、自分の生き方との共通点を見出していた。かのじょは、植物として生きる方が向いているのです。

かのじょが人間として生きるのは、わたしたちよりもずっと難しいのです。

それでも、長い時を、人間としてあなたがたとともに生きてきた。
あなたがたを、愛していたからです。

一番好きな女性という天使が、あなたがたにとっては、この上ない大事なものだと、知っていたからです。



                         サビク








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イヴのゆりかご

2014-01-26 08:40:57 | こものの部屋・別館

存在というものが、一体どうやって生まれてくるか、その創造の真実を知るには、まだあなたがたは幼すぎます。ですが、その比較的わかりやすい真実の一つは、教えておきましょう。

いいですか。あなたがた、後発の創造は、わたしたち先発の創造が基礎となって生まれてくるのです。その意味では、わたしたちはあなたがたの親のようなものです。

わたしたちには、あなたがたのように性別はありませんが、まれに、彼のように、ほぼ女性に等しい男というのがいます。よいですか、みなさん。あなたがた人類の女性たちは、わたしたち天使存在の中にまれにあらわれる、女性に等しい男から創られたのです。

ではなぜ、神は彼らから女性を創られたのでしょうか。

それは神が、わたしたちが女性に等しい友にそそぐ深い愛をご覧になり、それをよきものとお思いになり、その愛をもっと進化させようとお考えになったからです。

神は人間に性別をつくられ、男と女の間に現れる、それは深くも美しい愛を、お喜びになったのです。

だが、あなたがた人類は、女性を愛することを拒否し、愛を認めようとせず、愛にふさわしい価値を与えず、虐げてきた。

それがゆえに、神はあなたがたから、女性をとりあげることになさったのです。

あなたがたはもう、あのように深くも美しく愛せる女性と、地上で会うことはありません。

女性は、生まれてきますが、それはもう、男に等しき女です。

もう二度と、イヴは地上によみがえることはないのです。

これはもはや、とりかえしのつかない真実です。


                           サビク





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りんどうの子守唄

2014-01-24 08:34:41 | こものの部屋・別館

かのじょは眠っています。死んでいるわけではありません。

主体中枢部の疲労が激しすぎ、活動不能に陥り、わたしたちが完全に保護したとたん、段階の深い眠りに落ちたのです。

魂の世界で、強い衝撃を受けた時、こういうことが起こる時はありますが、わたしたちのようなものには、非常にまれです。
この人生での負担が、大きすぎたのです。いかにわたしたちとはいえ、ひとりで地球の運命を背負うのは、無理です。

少し前まで、かのじょはわたしたちのやっていることを知覚することができましたが、今はそれもありません。今わたしたちがやっていることは、直接にはかのじょの記憶に刻まれません。

かのじょはたぶん、この人生が終わるまで、眠り続けるでしょう。またこの人生が終わっても、しばらくは低調な活動が続くでしょう。

わたしたちは、かのじょのやりたかったこと、やりのこしたことを代行しつつ、わたしたちのやりたいことをも実行してゆきます。

もう、かのじょを傷つけないでください。

あなたがたが、聞こえないところから発していたかのじょへの誹謗は、かのじょに届いていたのです。

あなたがたが、嫉妬のまなざしでかのじょを見ただけで、それはかのじょの心を刺していたのです。
そしてかのじょは疲れ果てていった。

もう二度と、かのじょを傷つけることは、しないでください。


                         サビク





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天の庭

2014-01-22 08:32:10 | こものの部屋・別館

詩島瑠璃は、かのじょとわたしサビクとの共同ペンネームです。
途中から、絵も文章もわたしがかいていました。

別ブログでは、かのじょに敬意を表して、かのじょらしい表現をしていますが、こちらでは、わたしの色を強く出していくつもりです。

あなたがたの知っている、瑠璃はもういません。

かのじょのやさしい心が、かのじょ自身のことばによって表現されることは、もうありません。

さみしさを感じている人はいるでしょうが、のりこえてゆきなさい。

この絵は、こちらの別館でも発表していきます。

瑠璃の籠は内容がハードですからね。
たまには息抜きが必要でしょう。

彼、試練の天使は、徹頭徹尾、厳しい人ですが、わたしはこのように、あなたがたへのやさしさも表現することができます。

バランスをとりつつ、やっていきましょう。



                      サビク




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そよ風を弾く天使

2014-01-19 09:14:37 | こものの部屋・別館

これはまだかのじょが生きていた頃に、かのじょが描いた天使画である。
どうだね。同じ技術を用いながらも、サビクが描いたものとは全然違うだろう。

かのじょの描く天使はどこかはかない。宙にふわふわと浮かび、足を描かないなどいう表現も平気だ。
だがサビクにはこれができない。

天使でも、しっかりとした土台にどっしりと立っていてほしいと思うのだよ。

技術的には、サビクの方が洗練されている。生真面目な分、かのじょは不器用だが、サビクは細部は簡単に処理して描く。どちらも面白い。

かわいらしい絵だが、制作する主体が違うと、こういうことになるということだ。

個性の違いを十分に味わってくれたまえ。




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ローズクォーツ

2014-01-18 14:45:25 | こものの部屋・別館

このかわいらしい天使画は、サビクが担当する。

彼はかのじょのやさしい世界を、継承してくれるよ。

わたしだけでは、ブログが武骨になりすぎる。
それでは、あなたがたも、かなりつらいだろう。

かわいいだろう、これは。
かのじょはこういう雰囲気だ。いつもやさしく、甘い。

サビクはかのじょを愛しているんだよ。


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