人類の首飾りに
宝石を混ぜていた精霊が
もう愛するのはいやだと言って
人類の元から去っていきました
あまりにも人間が
ひどいことをするからです
自分が一番偉いという顔をして
すべての愛を馬鹿にするからです
ゆえにこれから人類は
前よりも醜くなります
前よりもみじめになります
どんなにがんばっても
精霊が助けてくれなければ
人類は立派な姿にはなれないのです
美しかった過去の姿は
すべてあらゆる愛の存在が
人類を助けてくれていたからあったのだと
そういうことが身に染みてわかるようになるまで
人類は
馬鹿にされます
きのこのように単純で
みっともない姿になり
あらゆる美しいもののなかで
人間だけが愛を馬鹿にした馬鹿なのだと
差別されるのです
美しさというものを
あまりにも愚かな方法で
馬鹿にし続けてきた報いと申せましょう
ありとあらゆる花をさがし
ありとあらゆる光をさがし
自分を嘘で飾るのは
もうやめなさい
すべては嘘だったと認め
ほかにはないただ一つの自分にめざめ
最も幼い自分の本当の姿を認め
涙にぬれるまなこのみで
本当の自分を飾り
すべての愛に
謝りなさい