忘却の眠りに
自分を落とし込み
すべての真実から
逃げようとする魂よ
嘘と盗みで作った
自分の影に縛られ
押し寄せる真実の波の前に
身動きもできない馬鹿者よ
もう終わりが来る
神が笛を鳴らし
すべての存在に
偽物への愛を
たたむように命じる
偽りの美貌を
惜しむばかりに
本当の自分から逃げる者は
不合格の冷たい判を押され
愛に見捨てられ
寒い虚無の地獄に
吸い込まれるだろう
偽りの美貌を捨て
本当の自分に帰り
愛と償いの日々に
自分を投げていく者は
許されるだろう
幻想の
青い薔薇の中に
嘘が本当になる
夢の都があると
いつまでも眠っている
馬鹿者よ
もう終わりが来る