人の幸せを盗み
自分だけの
幸せな人生を作って
糞をむさぼるように
好きなことをして暮らしている
馬鹿者よ
人間でありながら
獣のようなエゴにまみれ
低い感覚を刺激する
快楽ばかり追いかけて
魂の勉強を怠る
馬鹿者よ
神の悲哀が
布のように
おまえにかぶさる
神の絶望が
水のように
おまえを濡らす
神はもう
おまえを愛することに
疲れ果てたのだ
逃げることはできない
本当の自分を
陰に置き去りにし
嘘で作った
美人の仮面を生き
幻の楽園を
ふらふらとさまよっている
馬鹿者よ
もう神が
おまえから去ってゆく
おまえの未来を
すべてあきらめて
悲しみのうちに
逃げてゆく